活動を総括するシングル・コレクションにしてラスト・アルバム。インディーズ時代の音源、全シングル・タイトル曲はもちろん、通常盤にはカップリング/レア・トラックも収録。新曲「全部終わった帰り道」は、アイドルに青春をかけた彼女たちのフィナーレにふさわしい一曲で、ファンならずとも涙。
2017年6月に解散する℃-uteの31枚目にしてラスト・シングル。3曲中2曲がつんく♂(涙)。クールで激しいダンス・ナンバー「The Curtain Rises」、愛しかない旅立ちソング「To Tomorrow」、SHOCK EYEならではの「ファイナルスコール」。最後まで℃-uteらしく。ほんとに愛されてる。★
30枚目のシングル。「夢幻クライマックス」は大森靖子によるドラマティック歌謡。メンバーの名前をもり込んだ詞もいいが、とにかく難曲で、軽々こなす℃は最高の美しさを発揮。つくづく解散が惜しい。そのほか、雨子&星部の「愛はまるで静電気」、つんく♂から℃へのはなむけ的な「Singing〜あの頃のように〜」。★
通算29枚目のシングルはトリプルA面。初のゴスペル・ナンバーにして真摯に平和を祈る「何故 人は争うんだろう?」、つんく♂作詞作曲による大人っぽさを全面に押し出した色香を感じさせる「Summer Wind」、ジャジィなループがクセになるリズミカルな「人生はSTEP!」を収録。
2015年に結成10周年を迎えたトップ・アイドル・グループ、2年3ヵ月ぶりのオリジナル・アルバム。「都会の一人暮らし」(2013年11月リリース)以降のシングル曲もふんだんに収録、しなやかさ、力強さを兼ね備えた歌声と磨き抜かれたハーモニーは風格をも感じさせる。
28枚目となる両A面シングル。日本レスリング協会公認の選手団讃歌「ありがとう〜無限のエール〜」と、同応援ソング「嵐を起こすんだ〜」。ダンサブルなロックとバラードという、曲調は対照的ながらもどちらも力強さがみなぎりまくる、℃-uteっぽい仕上がり。ハローっぽくないのがさびしいが、美しい。★
結成10年という記念すべき年の第1弾シングルはトリプルA面。アンジュルムに提供した「大器晩成」がスマッシュヒットした中島卓偉の熱を孕むロック・ナンバーなど、多彩な作家陣が提供した作品をさすがのスキルで捌くなか、特につんくの書いた歌詞は、なじんだ服を着るように歌いこなす。
ハロプロ随一の実力を誇る5人組の26枚目となるシングル。「I miss you」は複数の歌パートが多層的に絡み合うプログレッシヴなポップ・ソング。こういった楽曲を歌いこなせるのも℃-uteというグループの大きな個性。「THE FUTURE」は彼女たち特有の凛としたカッコ良さをストレートに伝えるアップ・チューン。
エキゾな薫りをたっぷりと焚きこんだEDMにのせて、世界を夢見る彼氏を励ましながら釘を刺す「The Power」、ライヴ定番曲を新たにアレンジしエモさ満点のメンバー全員参加型キラー・チューンへ仕上げた「悲しきヘブン」を収めた両A面シングル。メジャーでの25枚目という、節目ともいえる数にふさわしい完成度。
℃-uteの24枚目となるシングル。微妙な距離感のまま、本心を伝えることのできない乙女心を綴った「心の叫びを歌にしてみた」は、歌詞の内容もさることながらじつにキュートな仕上がり。クールめな路線のダンス・ナンバー「Love take it all」との両A面で、その力を見せつける。
メジャーでの23枚目のシングルは、しばらく続いていた大人っぽい路線から一転、明るくキュートな「都会の一人暮らし」と、妖しげなイントロが耳をひく色っぽい「愛ってもっと斬新」の両A面。キャラクターと表現力の幅を十分に活かした、安定感のある余裕の一枚。
日本武道館2デイズを成功させた5人組アイドル・グループの11曲入りアルバム。エレクトロ/EDM系のファットなビートとブリーピーな電子音が耳を惹くが、つんくの十八番であるマイナー調のメロディは健在。ハロプロ勢の中でも抜きん出た歌唱力はさすがの安定感で、各人の声の個性が際立っている。★
日本武道館でのコンサートのチケットが即完するなど、グループ結成10年を目前にしてその実力が注目される℃-uteの両A面シングル。どちらも大人っぽい恋愛の歌だが、歌のそこかしこから漂う背伸び感が逆に子供っぽさを際立たせる。そのアンバラス感がたまらなく魅力的だ。
武道館公演も決定し、波に乗る℃-ute、21枚目のシングル。まず、タイトルが最高。ぐっと大人っぽくなってきたメンバーを反映した楽曲で、ヒラショー編曲らしいアグレッシブなダンス・ナンバーだ。歌唱メンの安定感、それぞれ見せ場のある歌割りふくめ、℃にぴったり。★
20枚目のシングルは事務所の先輩、森高千里のカヴァー。なぜここでカヴァー? なぜオリジナルよりテンポを落とす? なんていってないで、℃-uteの表現力をただ堪能すればよいのだ。バラード・シングルを出せるアイドルが今どれだけいる? 編曲はヒラショー先生。「雨」は矢島舞美ソロ。適任。★
ハロプロ所属の5人組アイドルのベスト盤は、過去曲の歌い直し&リアレンジが大半を占める16曲入り。新たなアレンジは古くからのファンにも新鮮だろう。一方で、「まっさらブルージーンズ」「即 抱きしめて」といったつんく♂による楽曲の歌謡味あふれるメロディの普遍性を実感。★
過去最高セールスを記録した19枚目のシングル。ファン待望の「kiss me愛してる」系、クールなダンサブル・ポップはさすがのヒラショー仕事。限定盤カップリングの「最高ミュージック」のノリのよさもいいが、通常盤の「悲しきヘブン」のツイン・ヴォーカルがすごすぎるので、そちらも必聴です。★★★
ハロー!プロジェクトの5人組アイドル、℃-uteの18枚目のシングル。「君は自転車 私は電車で帰宅」は、恋する切ない気持ちを綴ったキュートなバラード・ナンバー。カップリングの「愛はいつもいつも」は、ときおり飛び出す艶やかな歌詞にドキドキのアップ・テンポなダンス・チューンだ。
7枚目のアルバム。直近シングルやBerryz工房とのコラボ曲、ソロ曲ほか収録の充実盤。女のコのキラキラな日常をカラフルなサウンドでたっぷりデコレーションした楽曲は好感度高し。タイムレスなアイドル歌謡の愛らしさを、てらいなく真正面から愉しめる。
ハロー!プロジェクトの筆頭格2グループのコラボ作。軽快なハネたリズムに乗せる人懐っこいメロディはこれぞ “つんく♂節”、いい仕事をします。とびっきり爽やかで甘酸っぱ い卒業ソングに仕上がった。大サビ、Bメロでの落とし方、間奏でのコーラスの仕掛けなど、どこを聴いてもキャッチー!
つんくプロデュースによる、ハロプロ・メンバーのアイドル・ユニットの17枚目のシングル。リアルに“今どき”の女の子の気持ちを描写した歌詞をユニゾンでヴォリュームたっぷりに歌っている。カップリングの「偉大な力を!」も弾けるような若さあふれる作品。聴いているだけでハッピーになれそう。
16枚目のシングル。アッパーでさわやかな印象の「桃色スパークリング」と、カップリングの哀愁ある「FARAWAY」、どちらもちょっと懐かしさを感じさせるシンセ・ポップを狙っており、つんく♂さすがの仕事といった感じ。見た目は今どきだけど、正統派アイドルの楽曲・歌唱とのギャップがいい。
ハロー!プロジェクトの5人組アイドル・グループ、℃-uteの6枚目のアルバム。「Kiss me 愛してる」「キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜」などのシングル曲はもちろん、新曲も7曲収録。気だるい歌い方が魅力の「Danceでバコーン!」ほか、“キュート”な魅力を存分に味わえる一枚だ。
スピーディで風変わりなシンセサイザーが全編に配されたタイトル曲を聴けば、あらためてつんく♂(作詞・作曲)の才能に脱帽せざるを得ないはず。効果的なヴォコーダー遣いも奏功し、哀愁漂うエレクトロ・ポップの名曲に仕上げている。軽快なテンポが心地よいカップリングも秀作だ。
師走の町にはこんなクリスマス・チューンが欠かせない。70年代風味のポップ・マイナー・サウンドに乗せたリリックは、今も昔も変わらない、ちょっと幼い恋の思い。カップリング曲「青春!無限パワー」で“青春とは正直なもの”と語りつつ、冬場の消費マインドを何気なく後押しするのが、つんく♂流。
2010年3枚目のシングルは、これぞつんく♂!といった趣のノリ良いダンス・ナンバー。歌うことを全身で楽しんでいる感じや躍動感が伝わり、聴き手までもひと汗かいたような、スッキリした気分にさせてくれる。カップリング曲はタイトルそのままに、別れ際の切ない恋心を歌うアッパー・チューン。
つんく♂がプロデュースするハロー!プロジェクトから生まれた5人組アイドル・グループ。本作は16枚目のシングル。ガールズ・ポップらしい軽やかな曲調で聴かせる。10代半ばの女声を前面に押し出したお馴染みの作風に瞬時に魅了されるマニアは多そうだ。チャート最高5位を記録。
ハロー!プロジェクトのアイドル・グループによる5枚目のアルバム。矢島舞美と鈴木愛理のソロ曲を含む新曲6曲を収録したこのアルバムは、抜群の歌唱力を武器にしたポップでダンサブルな華やかな曲を数多く収録。バラードも素晴らしく、キュートでありながら、大人の香りも感じさせる作品だ。
007テーマ・ソングをサンプリングした「SHOCK!」は、明るくファンシーなメロディとグランジ調ヘヴィ・ギターとアラビアン民謡を文字どおりミクスチャーさせたパンキッシュ・ナンバー。他アイドル・グループとは一線を画したマニアックなサウンドと前向きなメッセージ性で頭一つ出た感のある11枚目のシングル。
つんく♂プロデュースのアイドル・ユニット、初のベスト・アルバム。インディーズ時代の4曲を含む全14曲を収録。アイドル・ポップの作り方を極めたつんく♂節全開のトラックに終始圧倒される逸品。「江戸の手毬唄2」「暑中お見舞い申し上げます」以外すべて作詞作曲を手掛けたつんく♂。まるでフィル・スペクターのような徹底ぶりと存在感だ。
前作「暑中お見舞い申し上げます」(キャンディーズのカヴァー)が話題のハロプロ所属アイドル・ユニット、10枚目のシングル。爽快感あふれるダンサブルな「EVERYDAY絶好調!!」とイケイケの歌謡ロックの「甘い罠」とのカップリング。つんく♂が描く切なく甘酸っぱい世界は相変わらずツボを押さえており、安心して聴くことができる。
℃-uteのシングルは、ハロプロ系がいつかはやりそうではあった伝説のアイドル・グループ、キャンディーズのカヴァー。間の手の「ウゥフーッ」などはお約束的につんく♂の好みのパターン。原曲よりも媚が強すぎるところがあるが、彼女たちらしい感じ。
結成5年目を迎えた彼女たちの、5ヵ月ぶり、8枚目のシングル。「Bye Bye Bye!」は短調のディスコ風ナンバー、「Go Go Go!」はメロウなメロディ・ラインが快い。外反母趾の治療のため活動休止の有原栞菜を除く6人編成でのリリースだが、パワー、勢い共に変化なし。
つんく♂プロデュースによる4枚目のアルバム。アイドルらしからぬ切なげでアグレッシヴなサビに驚く洒落たディスコ・チューン「★憧れ My STAR」にいきなりノックア ウト! 1曲目以外すべてつんく♂による作詞作曲の本作は、まるで全盛期のモーニング娘。。傑作である。
ハロプロの7人組ユニットによる12枚目のシングル。作詞作曲はもちろん、つんく♂。ハードな打ちこみのイントロから一転、キュートなコーラスに包まれたキャッチーなサビへの流れは、現代のアイドル歌謡のあり方をきっぱりと宣言しているように聴こえる。
メジャー6枚目のシングル。五木ひろしの新曲として制作されたため、詞は「天城越え」「命くれない」などで知られる吉岡治、曲は宇崎竜童というコンビによる時代劇調ブギウギだ。江戸の情景をティーンエイジャーがサラッと歌うそのギャップが返ってツボを突くかも。
ハロプロから生まれた7人組グループの5枚目のシングル。プロデュースは当然つんく♂で、今回はスパニッシュ風ギターをフィーチャーしたラテン系の情熱ナンバー。各メンバーのヴォーカルやユニゾン・コーラスは真摯でピュアな歌いっぷりに終始しており、そこがたまらんのかも。
デジタル・サウンドを基調としながら、ビート系からポップ系まで乙女7人の等身大の世界観が前面に押し出されているサード・アルバム。アイドル然としたヴォーカルの中に個性もうかがえ、全編を通じてカラフルな印象。つんく♂プロデュース作の真骨頂ともいえる。
4枚目のシングルは、触れた瞬間、身体を否応なく揺さぶっていくダンサブルなパーティ系サウンド。10代の女の子らしいウブな恋心を綴った歌詞。耳をくすぐるキャッチーなメロディ。カラオケでみんなで楽しく唄い騒ぐにピッタリの、無条件に気持ち上げていくポップ・チューン。
Berryz工房のメンバーを中心としたユニットのサード・シングル。打ち込みの軽快なビートに幼さの残るシリアスな独白という、アンバランスさに惹きつけられる青春ナンバー。少女と大人の端境にある彼女たちの素の魅力が、リアルにフレッシュに伝わってくる。
ハロー!プロジェクト所属グループのメジャー第2弾。「めぐる恋の季節」は、名前のとおりキュートで若さはじけるサマー・チューン。スピード感に満ちた爽快なメロディと、愛らしいヴォーカルの掛け合いが魅力的。「美少女心理」は、飾らない等身大の言葉で綴られた詞が同世代の共感を呼びそう。
ハロプロ・キッズの中で、Berryz工房のスターティング・メンバーでない7人で結成したグループのメジャー・デビュー・シングル。オリエンタルなイントロで始まり、飛び跳ねるようなキュートなメロディが続く。グループ名にある“℃”のようにティーンの情熱あふれる仕上がり。
ハロー!プロジェクトが送り出す8人組の初作品。とはいえ、数年前からコンサート中心で活躍しているためか、歌唱に乱れがなく、キュートなのに安心できるのが驚き! 略歴を見たら、全員91〜96年生まれで二度驚き!! 全曲ライヴでノレるアップ・テンポのナンバー。