
解散したダイ・イン・クライズのベスト盤が登場。激しいビート・サウンドに刹那系のメロディ・ラインという、今のヴィジュアル系の雛型的なサウンドがギッシリと詰まっている。彼らの歌には、時代性には捉われない新鮮さや斬新さがあったのを本作で再発見。

7月2日に東京ベイNKホールで行なわれたラスト・ライヴの模様を2枚組で収録。すでに各メンバーはそれぞれの道を歩み始めているが、まだまだやれたのでは? と惜別の想いにかられてしまう。美しいライヴ写真満載のブックレット付き。

閉鎖された重い扉を開けたKYO(元デランジェ)のプロジェクト第1弾。いきなり幻想的な調べに惑わされ平衡感覚を失い気絶。目を覚ますとデジタル信号が反乱を起こしている。次から次へとヴィジュアルが脳裏をかすめるサイバー仕立ての疑似サントラ。

すでに解散してしまったダイ・イン・クライズだが、ドラムスのYukihiroのプロデュース&リミックス・アルバムが発表された。ベースを前面に出し、ヴォーカルは聴こえるか聴こえないかというくらいに絞った本作は、テクノ・アルバムと言えるだろう。

7月2日をもって解散したダイ・イン・クライズの遺作。解散が決定してから制作したおかげか、基本は歌物とは言え歌謡ロックしなきゃという呪縛から解かれ、各自がサウンド的に好き勝手な方向性へと向かった。結果、逆に新鮮な楽曲として仕上がっている。

これまで発表してきた楽曲を、自らリアレンジし収録した作品。あくまでもベスト盤とは違い、デビュー時からの間に進化したバンドの音を記録したという所に意義がある。無駄な音が減り、より楽曲の味を生かすアレンジを施してる点は評価できよう。

矢沢の永ちゃん~氷室の京ちゃん、などという伝統が日本のロック界に存在するとしたら、周囲に「カッコつけてやんの」と思わせる点で、確実に後継者候補(?)。歌が目立つのは、全体にサウンドが軽めで演奏のビート感がジャストじゃないからだろう。

7曲入りミ二・ディスク。凝った音作りと人を突き放したような雰囲気の前作とは違い、ポップでストレートな面を見せている。デカダンスしている歌詞と少しズレるところもあるが、GSっぽいギターの(4)やスピード感ある(1)などバンドとしてのまとまりを感じる。

元デランジェの華形ヴォーカリストKYOのNewバンドDICの1st。相変わらずジャケット等細部に致るまでの凝りよう。デカダンという様式美もここまで極めればお見事。音の方もビジュアルを具現化するように緻密に構築されていて重量感がある。