2005年5月の解散を機に発表されたベスト・アルバムの、こちらは2001〜2004年に発表された音源をコンパイルしたもの。イメージとして叙情を追求してきた感があったのだが、瑞々しい憂いはもちろん、ポップな要素もあり、実は器が大きかったことが確認できる。
2005年に解散したビジュアル系ポップ・バンド、FANATIC◇CRISISのシングル・コレクション。2枚同時にリリースされ、合わせるとデビュー曲からラスト・シングルまでをコンプリートできる。全曲、リミックス&リマスタリング仕様。
氷川きよし、ビリケンとの異色コラボ・ユニットCROSS CLOVERで歌ごころあふれる音楽性をアピールしたところで、再びパワフルなバンド一丸のロック感覚に回帰したかの勢いを感じさせるメジャー第7弾アルバム。キャッチ−なメロディをロック化する才能は安定感抜群だ。
2004年5月に、氷川きよし、ビリケンとともにCROSS CLOVERというユニットを結成し話題になった彼らのトリプルAサイド・シングル。CROSS CLOVERでの(3)もセルフ・カヴァーしている。6種類のステッカーのうち1種を封入というファン泣かせな特典あり。
93年結成の名古屋出身の5人組。本作はメジャーで6枚目となるアルバム。時代の波に流されず、自らが信じるメジャー感のあるロックの道を確実に突き進んできたことによる安定性がある。それでいて音楽的な拡散を常に意識している点が強み。自由奔放な制作意欲だ。
93年に結成された名古屋出身の5人組。本作はメジャーで6枚目となるアルバム『neverland』に先駆けたシングル。突飛な作り込みをせずにセオリーに則った表題曲は意外な新鮮さ。タイトルのイメージをそのままに日本音階で表わした(2)はカップリング曲ならでは。
23枚目のシングル。リード曲は突進感のあるロックで、地道に続けているライヴ活動の成果がみごとに反映されている。肉感的なバンド・サウンドとポップなメロディとデジタルなアプローチをうまく融合し、90年代後半デビュー組のなかでは驚異の生命力が感じられる。★
97年にメジャー進出した名古屋出身の5人組。安定した支持を得ていることでも知られるが、その歴史を裏付けるかのように、本作はインディーズ時代から数えるとシングルとして22枚目。ジャジーなピアノで始まるタイトル・チューンは、どこか哀愁漂う旋律がいい。
通算5枚目となるアルバム。強いメロディを前面に押し出したシンプルな(6)(11)から、ホーンを取り入れてビッグバンド風に彩った(8)、オリエンタル性を全面に打ち出した(7)など、枠に捉われない多彩な音楽性を提示。とはいえ、バンドのならではの躍動性はどの歌のなかにも活きている
まだウブな乙女に近づいて、その心を奪い、永遠に消えない愛の跡を首筋に残す……。まさに現代のドラキュラと言えそうな、デンジャラスなラブ・ソング。デジタルっぽい隠し味を加えた野性味あふれる演奏と、妖しい雰囲気の楽曲もいいバランスです。
ホーンの音を大胆に導入。シャッフルなビートの上で奏でられるのは、スウィンギン・オーケストラ風なサウンド。かなり淫靡な歌詞も、派手やかな音に乗せ届けられると、意外とすんなり耳に馴染んでくる。デジタルなサイコ・オーケストラ・ロック……新しい境地の開拓か?!
完全限定盤のスペシャル・アルバム『beautiful world』も好調のFANATIC◇CRISISの11枚目のシングル。タイトル・ソングはめずらしくフォーク・テイストがある暖かみを感じさせる曲。同名のビデオ・シングルも発売中。
1月には渋谷公会堂でライヴを行なう予定もある人気ヴィジュアル系バンドの新作。サウンドはいわゆるヴィジュアル系の王道を往くものだが、歌謡ロック的な(5)で見せるポップ・センスはなかなかのもの。ジャケットに封入されたカプセルが意味深。
シングル曲4曲を収録したFANATIC◇CRISISの待望のセカンド・アルバム。デジタルものをふんだんに取り入れ、とてもサイバー。シングル・カットされていないもののほうが断然カッコ良い。(12)とか(13)とか良い曲です。ギターもいい歪み具合だ。
今年ブレイクが期待される5人組の1st。全体にハードめ・ハデめの曲が目立ち曲調に幅がないが、遊びっぽいものにも果敢に挑戦してるあたりにこれからへの気合いが感じられる。1stから3rdまでのシングル曲も収録。初回限定でのトランプ付録仕様が超ゴーカ!
1月には渋谷公会堂でライヴを行なう予定もある人気ヴィジュアル系バンドの新作。サウンドはいわゆるヴィジュアル系の王道を往くものだが、歌謡ロック的な(5)で見せるポップ・センスはなかなかのもの。ジャケットに封入されたカプセルが意味深。