
埼玉、東京を中心に活動するポップ・ロック・バンドの『POP STEP ROCK!!』(2006年)につづくアルバム。大半を占める赤堀剛士(vo,g)が書いた収録曲はきわめてキャッチーで、唯一のカヴァー曲としてタケカワユキヒデ作の「希望のまち(さいたま市の歌)」を取り上げる。

前作のアルバムより2年ぶりのシングルになるわけだが、メンバー・チェンジを行ない新たなポップ性を見出した意欲作。大切な人に真っ直ぐな愛を伝えるラブ・ソングは、突き抜けるほど爽やかで、優しい。定番な作りの中にも細やかな丁寧さがあり心温まるのだ。

都内を中心に活動するバンドのファースト・アルバムで初の全国展開作品。90年代J-POPの遺産とでも言えそうな歌モノ的メロディが魅力で、どこか懐かしい印象のナンバーが満載だ。ポップ・ミュージックの素晴らしさを提示してくれている。