
還暦を迎えた西城秀樹のセルフ・カヴァー・アルバム。アレンジ、ヴォーカルともに、原曲のいいところをしっかり残してくれたのが嬉しい。大病をした、という色眼鏡で見がちであるが、先入観はまったく無用である。生命力にあふれたヴォーカルは白眉。まとめるならばまさに、“秀樹を越えるのは秀樹だけ”である。

男性アイドルとして70年代に確固たる地位を築きあげた“ヒデキ”のノンストップ・ミックス。72年に発売されたデビュー曲「恋する季節」から83年発売の「ギャランドゥ」まで、全盛期に輩出した選りすぐりの23曲が収録されている。若くとも情念の深いヒデキの歌いっぷりに“胸熱”まちがいなし。

後のロック・シンガーにも多大な影響を与えた西城秀樹。本作はデビュー曲「恋する季節」をはじめ、70年代に発表されたシングルからセレクトされたベスト盤(「ギャランドゥ」のみ83年作品)。名作家陣による楽曲を歌い上げるカッコよさに感激。ジャケットをモチーフにした歌詞カードも。

病気復帰後のシングル第1弾は、カナダのピアニスト、アンドレ・ギャニオンのインスト曲に日本語詞を付けたバラード。ファンは涙なくして聴けないだろう美しい曲だ。(2)はジャジィな外国曲のカヴァー、(3)は99年のヒット曲の再録。どれも大人の味わいがする。

脳梗塞で倒れながらも見事復活を果たした西城秀樹。今度のシングルはなんとつんく●の手による曲。とはいっても、相手が秀樹ではつんく色はほとんど感じられず、ちょっと懐かしの男気歌謡の味わい。このひとの声って超ドープなんだとあらためて気付く。

子供も生まれ、仕事にますます意欲を燃やす西城秀樹のシングル。天才てれびくんワイドの“ベイベーばぁちゃん”の挿入歌でもある。グラム・ロックに通じるスリージーなノリと曲は秀樹に会っている。カップリングは本人作曲のナンバー。

今もって“青春”イメージはご立派な秀樹、ベスト盤一挙発売勢揃いする中でも70'sは、トップ・アイドルかつヒット量産とまさしく原点・絶頂期。ぶ厚いブックレットもファン・アイテムとしてのぬかりなくデータ充実、すべてのジャケットもカラーで楽しめます。

アイドルから大人のシンガーへと脱していくため、試行錯誤を繰り返していた80年代の秀樹。あのころはバラエティに富んでいたのだなとつくづく感じた。「愛の園」は何年経っても気恥ずかしいが、やはり「ギャランドゥ」は燃える。オイシイ秀樹がここにいる。

ちょっとおトクな価格でリリースされたヒデキの90年代作品のコンピレーション。さくらももこ/織田哲郎の「走れ正直者」や松井五郎/YOSHIKIの「モーメント」など、ヒデキをもってしても、試行錯誤を繰り返した90年代という時代がくっきりと浮かぶ。

ヒデキのシングル盤B面コレクション。今さらながら一貫したヒデキ節に感激。怪音シンセが凄い(5)など、昔のものほどインパクトは強いが、最近の作品も悪くない。ザッパ・バンドにいたG.デュークとも共演((12))していたとは。あなどり難しヒデキ。

べつにエンリケ・イグレシアスをカヴァーしなくても、昔からヒデキが実はかなりの洋楽通(黒人系&王道中心)であるということがわかる秀逸なライヴ・ボックス・セット。声とアクションにすべてを賭けた“永遠のヤング・マン”の熱きステージに心も躍る。

初々しいナレーションで始まる、72年リリースのファースト・アルバム。リマスタリングされたクリアな音でヒデキ節が存分に楽しめる。洋楽カヴァー、自ら訳詞、作曲に挑戦したりと、デビュー作とは思えない充実した内容。そして歌の上手さに改めて感動。

この前、TVで見栄晴とパチスロやってたヒデキの73年リリースのサード・アルバム。いや〜声が若い。(1)の♪君が望むなら〜(ヒデキ〜!)はもちろん、全編張りのあるロッキン歌謡。ジャケットでヒデキが握りしめてるマイクのショボさがなんかいい感じ。

こんなに感情をこめてどうするんだ……今となってみると、聴いているほうが恥ずかしくなってくる大名曲(1)。熱血歌謡の帝王ヒデキ、74年の記録である。シングル曲以外はほとんど知らなかったけど、けっこうロックっぽかったんだと、今さらながらに感心。

ヒデキの再発シリーズの一枚。セクシー・シャウト系かと期待していたら、歌詞を見るに案外純情ボーイでびっくり。R&B入っていたり、カントリーっぽかったり、70年代のアイドルも芸達者でなければ生き残れなかったことを示すラインナップ12曲。

大ヒット曲(1)をメインにした、ディスコ・メドレーなどを含んだ70年代のベスト・セラー・アルバムのCD化。パワフルで野性的な魅力がストレートに伝わってくる。同時にバラードは情緒があり、アイドルから本格派を目指す意気込みがある。

「ヤングマン」が大ヒットした79年のツアー……ということもあってか、カヴァー主体にまとめられたライヴ・アルバムはテンション高くて密度が濃いです。飛び散るにしちゃすご過ぎるって思ったジャケ写もなるほど大雨の中……まだ“後楽園球場”なんだもんねぇ。

72年のデビュー曲から98年発売のシングルまで、全77枚のシングルのA面を収録した西城秀樹のシングル・コレクションBOX。ヒット曲の数々にファンでなくても涙モノで、特にバラードは泣ける。未発表レア音源収録のレアCD&豪華ブックレット付き。

西城秀樹の72年に発表したデビュー・アルバムの『ワイルドな17歳』から、79年に発売した『Feeling Free』までの10枚のアルバムをひとまとめにしてボックス仕様で発売したのが本作。デビュー時のアイドルしてた作品作りには今聴くと苦笑する面もあるが、西城秀樹のアイドルとしての全盛期を一気に垣間見れるのも、この作品の魅力だ。またボーナスCDでは80年代の彼の姿もチラッと覗ける。

ヒデキである。これがカッコイイのである。オール・プロデュースは織田哲郎の手を借り、作詞家陣にサエキけんぞう((1)(3)(6))、奥田民生((5))、そして話題沸騰! の“ちびまる子ちゃん”エンディング・テーマであるさくらももこ((10))と多彩なビート感で迫る。

西城秀樹のヒット曲構成によるベスト・アルバムだが、芳野藤丸の編曲、サウンド・プロデュースによる新録ヴァージョン集だ。ブラス・サウンドに乗っての(1)〜(3)での秀樹コブシが妙に懐かしい。アイドルならではの歌を今、堂々と歌えるその自信は見事。

大ヒット曲(1)をメインにした、ディスコ・メドレーなどを含んだ70年代のベスト・セラー・アルバムのCD化。パワフルで野性的な魅力がストレートに伝わってくる。同時にバラードは情緒があり、アイドルから本格派を目指す意気込みがある。

これはリミックスではなく、リメイク。新録ですよ。しかもヒデキ自身によるプロデュース。聡明な彼には当然の展開だろうが、無自覚な大スターとしてあり続けてほしいがゆえのリバイバル・ブームなのに、本人に状況が見えすぎているのは考えものだなあ。

今作を聴くとちびまる子ちゃんのヒーロー、ヒデキはリンダのように復活しない。時代から取り残されていないから。歌いあげるヒデキの声にはファンキーな曲が似合うけど、(4)(5)(6)のよなおとなの恋の歌詞をしっとりと歌う方が新しいヒットにつながると思う。

久方ぶりのヒデキ様は予想通りのアダコン路線。そこに2,3曲でも上っ調子なラテン歌謡、入れてくれるとアルバムの表情、ぐっと締まると思うんだけどねえ。この声で杉良ぶられても聞き手は対処に窮するのみ。彼の場合だけは若造りをぜひにとお推め。

約1年半ぶりのフル・オリジナル作品。それなりのオトナ像追求から、半歩引いたところで気負いのない年齢相応の歌世界の構築に成功しつつある。ある意味でここ数年の矢沢永吉に近い深味が出てきたのでは。明るいモニュメントとして静かなる意欲を感じた。

ヒデキの歌うバラード・ナンバーを集めたアルバム。アイドル路線からアダルト路線に進みはじめて着実に力をつけてきた西城秀樹だが、選曲の幅が限定されているようで、もっと冒険したらいいのに……と思えてくる。しかし、出来のよいアルバムです。

おっと全曲英語・カヴァーだ。メル・トーメの「Christmas Song」からビートルズの「In My Life」、パーシー・スレッジの「男が女を愛する時」までやっちゃって。おとな路線としては大成功の立派なヴォーカル・アルバムに仕上がっています。次がたのしみ。

バリー・マニローとのデュエットで話題となった西城秀樹。そういえば、彼の曲には何となくインターナショナルな雰囲気を持つものが多くなってきたように思う。歌唱力もなかなかだし、ワールド・ワイドなエンターテイナーとしての活躍を期待する。

野口五郎といい郷ひろみといい小柳ルミ子といい、この世代の歌手は今、すごく難しいところにいるのだなあ、などとふと考えさせられてしまった西城秀樹のベスト盤。うまいということが退屈と同義ではないことはこの一枚だけでだって、はっきりするのだ。

バリー・マニロウとのデュエット曲「腕の中へ」を含む西城秀樹のニュー・アルバム。30歳になった秀樹がボーカリストとしての新たな評価を得ようとしているようです。作曲陣からしてポップス・ライン中心になってきているので、今後の活動を期待させる。

角松敏生や芳野藤丸といったロック&ポップス系の連中の曲で構成されている西城秀樹のニュー・アルバム。アルバムとしては、どの曲も平均したレベルを保っているのだが、何をやってもいいんだ、といったこれまでの秀樹の飛びが感じられないのがオシイ。

50枚のシングルを発表した西城秀樹が、50曲全部歌った'85年1月19日武道館でのライブ・アルバム。秀樹にとって、このライヴが20代最後のコンサートになった。50曲目の「一万光年の愛」で、大人の歌手への足がかりをつかんだ秀樹にとって正に記念盤。