
脱アイドル志向で上品な洋楽ポップスを意識した作り。ただ、ところどころ歌唱に安定味を欠くのは残念だ。(5)はアイドル時代CF曲に起用されたメロウなラブ・ソングを、ボサ・ノヴァ風にアレンジ。余計な力と甘さを抜いた嫌味じゃない大人の魅力がいい。

全編に漂うリラックスした南欧風ムードに大人の余裕が感じられる新作。ヤング女性の息長い支持も納得できますな、落ち着いたアレンジの優良ポップスです。初回分のみのスリーブがシール、ってあたりにもアイドルっぽさがひとしずく残っていてステキ。

タイトルの「フレンチ」は軽い気分的なものだそう。かなりピチカート入ってる高浪敬太郎アレンジの(10)が一番フレンチだな。和みの入った小品を散らし、力の入ったシングル曲(11)でシメるという憎い構成。プライベートの充実ぶりがうかがえる佳作アルバム。

ATOM(井上ヨシマサのユニット)によるミポリン・イン・ザ・ハウス。(1)(2)(4)は元歌の痕跡がほとんどありません。かなりムチャクチャなミックスでカッコいいけど熱心なファンは困るかも。私も(2)は原曲で聴きたいと思ったぞ。卓上カレンダー付き。

作品提供者に上田知華や大貫妙子のクレジット。全体像は、文明人(エレクトロニクス)が悟りを開いて未開の地(土着音楽)に赴いた感じ。いまさらワールド・ミュージックって気もするけど、かなり良質なデキ。ブラ・コン路線が好きじゃなかった人には会心の1枚。

シングルの(3)のコーラスアレンジが森高千里みたいと思ったら、作曲とアレンジは森高千里でおなじみの斎藤英夫でした。ミポリンのブラコン・ソフィスティケイテッド路線もすっかり定着。今回は(1)(2)(9)を自作。ところでトシちゃんとの仲は…!?

91年以降にリリースされた全シングルをリリース順に収録したもの。10曲中8曲がドラマ、映画、CMのタイアップ曲というから凄まじい。最近は歌詞を自分で書くことも多い中山さん、恋する女心を切々と歌うバラード系の曲が増えてきているような?

いつもウツクしいのぅ、ミポリンは。これはシングルA面コレクションのパート2。(2)〜(4)の康珍化、Cindyコンビ作品の完成度が高い。満里奈さんもそうですが、この人も作品にめぐまれてる人だ。ボーナストラックの(10)は「ママはアイドル」の挿入歌。

ちょっと前までは(歌手として)どうなるんだろうと思ってたんだけど、87年は美穂ちゃんに焦点がピンと当たった年でもありました。それをかみしめるためのベスト盤、とでも言おうか。カリブ風味の(10)などはいいなと思うんだけど、全体に薄味。

PLAY LOUD!! とクレジットされた中山美穂の近作リミックスもの。“ミホ・ナカヤマ・ミーツ・ロサンゼルス・グルーヴ”とのタイトルどおり、プロデューサー、J.マイルスとM.ウェルズのリミックスはさわやかなLAフュージョン系。ステッカー付。

リミックスと言うよりも、NYのレコーディング・スタッフによる完全なニュー・アレンジでグルーヴィに生まれ変わった楽曲。イマ風なラップも入ってたりして、なかなかオシャレです。ただ、(5)みたいな単純に“イイ曲”は、いじらない方がいいですね。

着実に自分の音楽世界を築いている中山美穂の新作。全曲の作詞を通してアルバム全体のトーンや流れを作り上げており、プロデューサーとしても成長している。けっこうドキッとさせられる曲もあったりして、{大人っぽい}のではない{大人の}アルバムだ。

ミポリン自らの選曲による初のベスト・アルバムは、彼女がアーティスト性を打ち出しはじめた、わりと最近のナンバーが多い。ハードカヴァーの豪華ブックレットには完全ディスコグラフィが付いており、ビデオや入手不可能なアイテムまで網羅している。

89年にリリースしたバラード・セレクションに続く第2弾。選曲は彼女自身によるものだ。バラードでは彼女の透明感に満ちた声が強調されて、ゆったりとした気持ちで聴ける。今回初めて知ったけど、ほとんどの詞はミポリンが書いてるんだね。

しっとりとさりげなく響き渡る優しい楽曲の調べ。ソッと囁くようにメロディを紬ぎ出す中山美穂の歌。シックな装いと言ってしまえばそれまでだが、この淡々とした楽曲の中には、今の彼女自身の等身大の想いや憧れなどが詰まっている。大人の恋も楽しいね。

フォトブックになったスペシャル仕様のライヴ盤。開演前後の音も入ってライヴVDみたいな構成。伊藤理佐も言っていたようにピッチ等、かなりメロメロな中山さんだが、歌はハートで歌うもの。「昔の無茶なハウスの方がね…」と思ってた俺も(11)にはホロリ。

楽曲提供にCHARAやトゥ・ビー・コンティニュード、フライングキッズの浜崎貴司らの名前が連なるニュー・アルバム。でも一番前に来るのは自身の歌のうまさ、というのが彼女の強み。繊細で透明感があり、どこか不安定なのも逆に魅力的にしてます。

近作シングル((1)(12))とカヴァーもの((7)(11))を含む新録ベスト。しかしミポリンは何ヴァージョンの「You're My Only Shinin Star」を歌うのだろう(今回はアカペラヴァージョン)? ジャケットからライナーまで、ミポリンに「縛り」が入ってるのはいい傾向!?

今のミポリン(…)はナゴみの入ったLAポップスだ。井上ヨシマサと挑発的なハウス系ポップスをブイブイやってた前々作までしか知らなかったが、これはこれでいい。美穂さんが幸せならば、それでいい。ほとんど本人が作詞。明るく内省的な世界ですね。

ひさびさのシングル大ヒットに合わせて、今までのミポリン主演ドラマで主題歌も本人担当、の曲をまとめて1枚にしました。なかなかの好企画ですが、手抜きなジャケットの似てないイラストのせいで、まるで、本人は歌ってないバッタ物CDみたいに見える。

若いのになぜこんなに色っぽいんだ中山美穂。Vシネマ系ギャルのようにねっとりしていないのもいい。既製のアイドルからとっても美しい形で脱皮したようだ。『メロウ』って曲がまさにピッタリくる。音も非常に凝ってて完璧にアイドルの域をでた感じだ。

セルフ・セレクションとはいえパッケージから判断すると突貫工事やむを得ずの印象が強いベスト。しかし90年以降コンポラ音楽屋さんとして著しい成長を遂げている彼女を再認識するにはドンピシャの作品だろう。ダンス・ミックスに閉口したファンも悦。

ぬわんと盤がピンク。スローとミディアムのバラードばっかりという涙チョチョ切れコレクション。(3)(6)(12)はニュー・ヴァージョンといううれしいおまけも。つたなさもその息使いのいたいけな色っぽさで魅力に変わる歌の不思議がたっぷりつまっています。

シングル・ヒット曲(6)を含むミディアム・テンポの曲を中心に構成されたアルバム。徐々に“可愛さ”だけを注目されるアイドル性に歌手としての力を付けつつある美穂が、歌いだしていると思わせるバラード・タイプの曲も含め、現在進行形のアルバム。

美穂の歌っている12曲を音源素材にしてダンス・ヴァージョン3曲を作ったミックス技ものアルバム。歌を残しオケをダンス・ビートのオケに入れかえてしまうという本末転倒の手法だが、のれりゃいいじゃないので、美穂の影まで薄くしてしまうのが迫力。

ユーロ・ディスコの悪夢からのがれて、角松敏生のプロデュース。オフぎみのヴォーカルをつつみこむ都会派のサウンドとそれをリードする甘美なメロディ。一歩おとなにってとこか。手堅い。メリハリということじゃ今までで一番じゃないだろうか。元気。

どこまでもパッショネイトでいこうという決意のほどがうかがわれる新作。へんなユーロ・ビートものよりはるかに太くていい音についしてしまいたくなる底力がこの娘にはあるからなんだろう、踊れる曲ばっかり。もちろん乙女心の切実さもじっくり聴かせます。

やられた。全曲、詞-松本隆・曲-筒見京平・編-船山基紀による気合い十分・出来十二分の豪快作。ちょっと舌足らずでワイルドな乙女のココロイキでドォーンと歌いこましておる中山美穂の足腰はえらい。もうこれは全面的にオススメするしかありません。

テレビ・ドラマ『毎度おさわがせします』に出演するや一躍アイドルに。その後「C」でレコード・デビュー、レコ大新人賞も獲得、そして映画へも進出と大活躍の中山美穂が早くもセカンド・アルバムをリリース。「生意気」など全11曲、若さがはち切れそう。

'85年にデビューした新人の中で群を抜いて人気アイドルとなった中山美穂のファースト・アルバムです。ヒット曲「C」を収録しているものの、「生意気」は入っていませんので、あしからず。山口百恵の頃の性典ものとかって呼び名は、もう古いのかな〜。

20歳の春といった感じで、何処となく新鮮なふくよかさが、全体から漂ってくる。しっとり歌いあげていくバラードを中心に、ビートものを適度に交えながら、華やかに、且つ手堅くまとめてある。自作曲が3曲あるが、いずれもバラードというのが象徴的だ。