過去のシングル17曲を収録した作品集。竹内まりや、原由子、広瀬香美、岡本真夜といった作家陣による楽曲はアイドル歌謡の王道にして理想型という印象。初々しい歌唱と瑞々しいメロディが眩しいきらめきを放つ。椎名林檎がシーナ・リンゴ名義で提供した「プライベイト」が出色。

広末涼子の記念すべきファースト・ライヴ“RHDEBUT TOUR1999”をCDとビデオで完全パッケージ。リハーサル風景や楽屋でのオフ・ショットなど貴重な映像も。(9)でステージ上で感極まった広末が涙を流すシーンが印象的。なんと初々しいこと!

岡本真夜、広瀬香美、朝本浩文、古内東子、椎名林檎などなど、一線で活躍しているアーティストたちの楽曲を熱唱。作り手側が良質なポップ曲の制作に勤しんだぶん、各歌の質の高さはなかなかのもの。広末涼子自身の歌声もナチュラルさが出てて、好きです。★

満を持して…という感じのヒロスエのファースト・アルバムだ。竹内まりや、原由子など、シングルでおなじみの作家さんのほかに高浪敬太郎や奥居香が楽曲を提供。パブリック・イメージの保持と高度なポップス性を両立させた佳作。なんだか出来すぎの感も。