新作。元キリング・ジョークのポールがベーシストとして参加し、テリー・デイトがプロデュースしたためか、3枚目以降のキリング・ジョーク、あるいはパンテラっぽい部分もある。ヒップ・ホップ風の曲もあるが、総じて冷静さを感じさせるプレイだ。

約２年ぶりのアルバム。基本的に前作の延長上にあるが、音の記号化と体系化はさらに進み、ザクッとしたギターとイコライズドされたヴォーカルが、歯ぎしりのような怒りを表現する。どこか近未来的で、21世紀のヘヴィ・メタル？ とでも言いたくなってしまう。