
リッチー・ブラックモア率いる彼らによる5作目『アイ・サレンダー』を伴ってのツアーから、ボストン公演を収録したアルバム。新ヴォーカリストとしてジョー・リン・ターナーが加入しての初お披露目で、オーディエンスとの間の緊張感が伝わってくるよう。ディープ・パープルのカヴァーも注目だ。

オリジナル3作目でロニー・ジェイムス・ディオが在籍した最後のアルバム。70年代後半、ハード・ロックを取り巻く商業主義ゆえキャッチーな楽曲が目立つ編成になっているのが興味深い。本作は二枚組となっており、一枚は本作の最新リマスター、もう一枚にはラフミックス、リハ、ライヴなどを収録。

バンド史上最強と呼ばれた76年の初来日公演を収めたライヴ盤。DISC2には同年の大阪公演のアウト・テイクを収録。ロニー・ジェイムズ・ディオ(vo)とコージー・パウエル(ds)はすでに故人であり、そんな二人の貴重なパフォーマンスを収めた点だけでも名盤といえよう。様式美メタルのバイブル的一作。

リッチー・ブラックモア(g)率いる往年のハード・ロック・バンドの、76年9月のドイツでの3公演を収録した2枚組CD×3のボックス・セット。2006年にリリースされたもののリイシューだが、パッケージのデザインも異なれば、各CDも紙ジャケットではなくジュエル・ケース入りとなっている。ライナーノーツは英文オリジナルの訳のみ。歌詞は付いていない。 演目は3日間ともほぼ同じだが、いずれも日替わり即興プレイが満載で、マニアにはその聴き比べが堪らないハズ。脂の乗ったスリリングなパフォーマンスを聴くにつけ、ロニー・ジェイムズ・ディオ(vo)&コージー・パウエル(ds)の二人が、すでに鬼籍の人だという事実に、あらためて愕然としてしまうファンもいるかも……。ところで、失われたままになっているマンハイム公演の音源は、結局最初からなかったんでしょうか?

ディープ・パープル脱退後のリッチー・ブラックモア率いるレインボーが、75年から86年にかけてポリドールに残したアルバム9タイトル、全10枚を日本盤発売当時の帯を再現した紙ジャケ仕様で収めた限定盤ボックス・セット。ロニー・ジェイムス・ディオ(vo)、コージー・パウエル(ds)という強力なメンバーを擁し、ハード・ロックとクラシックをブレンドしたサウンドで「銀嶺の覇者」や「スターゲイザー」「キル・ザ・キング」などの人気曲・名曲を生んだ初期から、パープル時代の盟友ロジャー・グローヴァー(b)が加入、グラハム・ボネット(vo)を迎えた『ダウン・トゥ・アース』を経て、ジョー・リン・ターナー(vo)の参加以降、ポップ志向を強めて「アイ・サレンダー」などのヒットを放った後期まで、ハード・ロック・シーンを牽引したレインボーの足跡を辿ることができる。

90年に初リリースされた76年ドイツ・ツアーの発掘音源ライヴ盤がリマスター&紙ジャケ再発された。リアルタイム発売の『オン・ステージ』と近い時期の音源とはいえ、こちらには「スターゲイザー」もあり、「ドゥ・ユー・クローズ・ユア・アイズ」もある。ファン必携作品!

R.ブラックモアは頑固者であると同時に自信家だ。でも、そこが彼のたまらない魅力。10年ぶりの再結成第1弾もどんよりした時間の経過の中で我を失わないメランコリックな叙情派ハード・ロックが息づく。30代のロック・ファンも安心して聴ける1作だ。

R・ブラックモア、C・パウエル、R・ジェイムス・ディオと初期のバンドを支えたツワ者達によるライヴ。派手さもポップ色もないが、緊張感漂う演奏からは頑固一徹、職人のこだわりが感じられる。ブリティッシュ・ハードの極めつけ。

おなじみのレインボウのおなじみの曲ばかりのベスト盤だが、何度聴いても胸がしめつけられるような感動がある。美しすぎる旋律とサウンド。ドラマティックな曲の展開。聴く度に心臓こわれそうになるのだが、一緒に歌ってキレるのは快感。パゥワァー!!

ディープ・パープル再結成と共に消え去ったレインボー。このライブは彼らのベスト・ライブでもある。ディオ、ボネット、ターナーと三代のヴォーカリスト、コージー・パウエルそして彼らを最も支持した日本でのライブも収められた73分に及ぶ大作である。

英国ヘヴィ・メタル界の重鎮リッチー・ブラックモア率いる戦慄の軍団レインボーの、1975〜81年の代表曲を収めたベストがこれ。ロニー・ジェイムズ・ディオ、グラハム・ボネット、ジョー・リン・ターナーと、歴代のヴォーカリストの個性の違いがよく分る。