Gustave Charpentier (ギュスターヴ・シャルパンティエ)
プロフィール
1860年6月25日、フランスのデューズ生まれの作曲家。1956年2月18日、パリにて没。リールの音楽院を経てパリ音楽院のヴァイオリン科に入学、1885年から作曲科に転じてマスネに師事する。1887年に作曲したカンタータ「ディドン」がローマ大賞を獲得、ローマ留学の奨学金を与えられる。イタリアの風光に魅せられて交響詩「ナポリ」を作曲すると、これがサン=サーンスから激賞される。これを終曲とする全5曲からなる組曲「イタリアの印象」は、1890年に完成され、彼の代表作となった。また、もう一つの代表作である、自由恋愛と女性解放を大胆に描いたオペラ「ルイーズ」は、1900年に完成され、パリ博覧会の最中に上演され物議を醸した。95歳という長寿にもかかわらず、彼の作品は多いとはいえないが、リアリスティックで社会派のオペラ「ルイーズ」は、プッチーニやマスカーニのヴェリズモ・オペラに先立って作曲されていることは、注目に値する。
- ギュスターヴ・シャルパンティエの情報を以下のサイトでもみる