
伸びのある歌声が印象的な一曲「VIBRO VULNIFICUS」から始まり、クラップに合わせ揺れているとガラッとリズムが変わる「SHOW」には思わずびっくり。ボーナス・ディスクとしてDISC 1に収録された楽曲のアコースティック盤も収録されており、楽しみ方が広がる。一度で二度美味しい作品だ。★

デビュー10周年のタイミングで発表された2枚組EP。類稀な才能を持つバンドゆえの、5つのロック/ポップスを縦横無尽に表現。ルーツを覗かせながら、新鮮さも加味されている。DISC 2には各曲のアコースティック・ヴァージョンを収録。両者のアレンジの違いに感心させられる。★

通算20枚目のシングル。アニメ『ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校』EDテーマに起用の、思わず体を揺らしたくなるブライトリーなミドル・ナンバー。コーラスとハンドクラップがハッピーな未来を祝福し、心地よい余韻を残す。ポジティブな感情を引っ張り出してくれるステキな応援歌だ。

アルバムから2ヵ月弱という短いスパンでリリースされるシングルは、映画『ヒーローマニア生活』主題歌。アコギを中心にしたオープニングから、光村龍哉の声が映える伸びやかなメロ、開放感のあるサビと彼ららしい良質ポップを聴かせる。カップリングのエッジを立てたサウンドとの落差もうまい。

ベスト&アコースティック盤を挟んで、約3年ぶりとなったオリジナル・アルバム。これまでずっと自問自答しながら不器用に道を切り開いてきた彼らが、やっとひとつの結論へと辿り着いたような、硬軟自在なアンサンブルと一皮剥けた歌はなんとも頼もしい。聴き終えたあとの充実感が過去最高!★

18枚目のシングルはTVアニメ『アルスラーン戦記』のオープニング・テーマ。疾走感のあるロック・ナンバーで、キャッチーなメロディと強靭なリズムが爽快。カップリングにはスカ・アレンジが新鮮な矢野顕子の「ラーメンたべたい」のカヴァーを収録。風格と瑞々しさが同居した一枚。

アコースティック・アルバムを経てのシングルは、彼ららしい爽快なロック・チューンで爆発。スピード感満点だが、メロディの美しさはやはり特筆もの。ネギをバックに“まっすぐ”に一行で書ききった歌詞カードにも注目だ。おなじみカヴァー・シリーズは「夢で逢えたら」をシャレオツに。ニクい。

ヴォーカルの光村龍哉が10代の頃に書いたというタイトル曲はTVアニメ『キャプテン・アース』のオープニング・テーマ。シンプルな構成ながらもドラマティックな展開で聴かせる一曲。若き日の真っ直ぐな決意に思わず胸が熱くなる。カップリングではクラムボンの名曲『君は僕のもの』をカヴァー。

TBS系アニメ『ハイキュー!!』EDテーマとなったタイトル曲はカントリー調ロック・チューン。ただただ気持ちいい珠玉のグッド・メロディ&細やかに気が配られたストーリー性豊かな構成が見事な大アンセムだ。おなじみカヴァー・シリーズはチャットモンチーの名曲「ハナノユメ」を直球ギター・ロックで。

2014年に結成10周年を迎える4人組ロック・バンドの14枚目シングル。明日への希望を綴ったセンチメンタルな歌詞と歌声、そして骨太のギター・サウンドが躍動的な気持ちを与えてくれる。カップリング曲「太陽が笑ってら」は映画『セブンデイズ リポート』の主題歌。

2004年に結成された4人組初のベスト・アルバム。爽やかなアンサンブルで徐々に盛り上がりをみせるカルピスウォーターCMソング「夏の大三角形」などの人気曲をはじめ、全17曲を収録。新曲の「パンドーラ」は、繊細なギターのアルペジオに力強い歌が絡み合うロック・チューンだ。

アルバムから間髪入れずのリリースとなるシングルはテレビ東京系アニメ『NARUTO-ナルト- 疾風伝』OPテーマ。イントロのリフで完璧にリスナーの心を掴むキラー・チューンで、夏フェスでの盛り上がりが目に浮かぶようだ。おなじみカヴァー・シリーズでは全員で歌う彼らの今のモードがうかがえる。

4人組ロック・バンドの5枚目。アコースティック主体でアーシーなサウンドを試みた1曲目をはじめ、ラウド色が濃かったりラップを導入したりと、新機軸が目立ち、高いテンションとバンドの勢いが全編で漲っている。一皮むけたような力作だ。ポップ・アート的な付属のアートブックも秀逸。

2013年第1弾となる12枚目のシングルは、瑞々しいアルペジオで幕を開けてスケールの大きなコーラスとメロディで突き抜けるNICO流アンセム。葛藤や鬱屈を描いた歌詞との対比も鮮烈。ヒリヒリとしたアンサンブルが肝の「チェインリアクション」はなるほど坂倉&古村の共作だ。

「カルピスウォーター」CMソングのメジャー10枚目のシングル。爽やかに吹き抜ける夏のラブ・ソングで、メロディに合わせ耳に残る言葉を選ぶセンスが見事。古村大介作詞曲の「夕立マーチ」、突き放すようなアレンジで叩きつける笠置シヅ子のカヴァー「ラッパと娘」とカップリングも充実。

8ヵ月ぶりの4作目。伝統的な日本のロックを欧米のメジャーなパンク/オルタナティヴ・ロックで解釈したかのようだ。CDは曲によってキーボードやホーンが入ってパワフルな“J-POPロック”の印象だが、土臭くもあるスタジオ・アコースティック・セッションを3曲収めたDVD(初回盤付属)が彼らの本質かも。

4人組ポップ・ロック・バンドの6曲入りマキシ・シングル。au“LISMO”のCMソングに起用されたタイトル曲「手をたたけ」は、キャッチーなフレーズと疾走感あふれるメロディがクセになるポップ・チューン。ワイルドなパフォーマンスを聴かせるライヴ音源を3曲収録。

サード・アルバム。ストレートな8ビートを基調にしつつも「ロデオ」で聴けるエスニックな音階をちりばめるアイディアなど、アレンジの引きだしの多さがじつに頼もしい。ある意味、ビートルズの正統的フォロワーなのだが、そこにJ-POPの伝統も織り込んで現代の日本語ポップスとして完成させている。★

全員85年生まれの4人組バンドによる、2011年第1弾シングル。表題曲「Diver」は、現代社会の生き辛さを、海に潜るダイバーの息苦しさと不安になぞらえ、切々と訴えかけた疾走感あふれるロック・チューンだ。『NARUTO−ナルト−疾風伝』オープニング・テーマ。

2007年デビュー、2010年武道館、そして新たなスタートを切る7枚目のシングル。2010年ツアーで初披露した新曲「サドンデスゲーム」は、叙情と激情との間を揺れ動くギター、せつなメロディ、浮遊コーラス、全員の見せ場を作る複雑な構成を持った、非常にバンドらしい一曲。さらなる進化の道を4人は選んだ。

インディーズ時代にサマーソニックに2年連続出演、メジャー・デビュー後も着々とステップ・アップを続ける4人組の2作目。光村龍哉(vo)の手による美しく力強いメロディと、スケールの大きなロック・サウンド。彼らが次代を担うロック・バンドだということを確信させてくれる作品だ。

大ブレイク寸前のバンド、初の書き下ろしシングル。「ホログラム」は人気TVアニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』第2期オープニング・テーマ。映画『蟹工船』主題歌である「風人」と合わせて聴くと、彼らの奥深さがより強く伝わってくる。

卓越したライヴ・パフォーマンスが評判の4人組による4枚目のシングル。通常の2曲に加え、2008年のツアー最終公演からライヴ・トラックが5曲もボーナス収録されたお得盤だ。ヴォーカルの光村龍哉が描き出すメロディと一体感あるバンド・サウンドが魅力。

2008年のブライテスト・ホープ的な4人組ロック・バンドのファースト。切れ味のいいソリッドなバンド・サウンド、巻き舌で存在感のあるヴォーカル、全体に漂うクールなムードなど、ロックの本質的なかっこよさを見事に体現している。

目下人気急上昇中の4人組のシングルは、前作同様、元PINKの岡野ハジメがプロデュース。疾走感たっぷりの演奏に、巻き舌入ったヴォーカルで一気に聴かせる。が、今回はカップリングの大作「GUERNICA」が目玉。10分間における構成力のほどを痛感する。

2008年春のブリティッシュ・アンセムに出演するなど洋楽的感性が高い評価を得ている4人組のメジャー・デビュー・シングル。ヴォーカルの光村達哉の卓越したソングライティングとシャープでスピード感あふれるギター・サウンドが見事に結実している。

4人組ロック・バンドのミニ。芯の太さも伝えていく美しいギターのアルペジオと、掻き鳴らすストローク音がシンクロした時に生み出される恍惚な緊張感。揺れる感情のまま吐き出される歌声。スリリングな興奮と嬉しい緊張感を与えてくれる、身体を熱く揺さぶるロック作だ。