1932年生まれ、鹿児島県鹿児島市出身の実業家。鹿児島大学工学部卒。55年に大学卒業後、京都の松風工業を経て、59年に京都セラミック（現・京セラ）を設立。部門別に採算性やモチベーションを高める“アメーバ”経営で世界的な企業へと躍進。84年には第二電電（DDI）を、2000年にKDD、IDOとの合併でKDDIを設立し、最高顧問として奔走。2010年には日本航空の会長に就き、経営再建を果たす。また、経営塾「盛和塾」や稲盛財団の設立、京都賞を創設して功績者を顕彰するなど啓蒙・慈善活動にも尽力。“経営の神様”として世界的評価を得る。2022年8月24日に京都市内の自宅にて老衰で死去。90歳没。