2010年、中学三年生にして全国デビューを果たした３人組による、自主レーベルからのファーストＥＰ。PLAGUESなどで知られる深沼元昭がプロデュースを手がけた本作は、かつての名バンドたちが持っていた“あの雰囲気”を存分に感じさせる刹那型ロックンロールが充満。ダーティな風合いが危険すぎる逸品。

全員中学３年生の三人組で、浅井健一がプロデュースを手がけたことで注目の１作目。まだまだ荒削りなところも少なくないが、逆に今作が青きエモーションの一瞬の輝きをとらえていることも事実。ナイーヴな一面に何者にも毒されていない衝動が交錯するスリリングな全７曲には、無限の可能性を感じる。