10枚目のシングル。ＴＶアニメ『クオリディア・コード』のオープニング・テーマ「Brave Freak Out」はぐいぐいとおしまくる、パワフルなヴォーカルを堪能。これぞLiSAの真骨頂。どうしても耳がいってしまうので、“ながら聴き”ができない声。とくに高音部がのびる瞬間の響きが圧倒的な気持ちよさ。

２年連続で日本武道館ワンマンを開催するなど、ロック・シンガーとしての貫禄もついてきたLiSAのシングル９枚目。サウンドとともに鋭さを増したリリックで硬質なロックを提示し、当初は多かったタイアップに頼らない強靭さを身に着けた。和製アヴリルにもなり得そうで、ブレイクまであと僅かか。

３枚目のアルバムは、ガールズ・パンクの王道を行く「Rising Hope」、ピアノ・ポップ的な「BRiGHT FLiGHT」、バラード曲「シルシ」と、彼女の音楽性の幅を映したヒット・シングルを含む充実の14曲。パワフルにかっ飛ばす歌は爽快感たっぷりで、ダンス・チューン「エレクトリリカル」など新境地も楽しい。

６枚目のシングルは、ピンクと黒をテーマに両面を飾ったジャケットのデザインからもわかる振り幅の広い両Ａ面。華やかでキュートなポップ・チューン「BRiGHT FLiGHT」とスリリングなロック・ナンバー「L.Miranic」、曲調に合わせてガラリと変わるヴォーカルも見事。

アニメの劇中バンドのヴォーカルに抜擢された経歴を持つ、女性歌手の４枚目のシングル。ヘヴィなロック中心だが、希望を帯びた表題曲以上に、「I doubt it」での閉塞感を抱えながらもがき進もうとする感情激しい歌唱に耳を惹かれる。確固たる自己主張にさらなる飛躍を秘める、注目株だ。

ソロ・デビュー以降、着実に評価を上げるLiSAのシングル第2作。アクター・タイプの歌い手らしく、それぞれにキャラクターの違う楽曲に合わせて、大きく変わる表情が魅力的。バラード曲「いつかの手紙」で聴かせる息づかいの妙、「KiSS me PARADOX」でのキュートさと、カップリング曲の充実が好調を示す。

人気アニメ『Angel Beats!』の劇中バンド、Girls Dead Monsterのヴォーカルとして大ブレイクしたLiSAのファースト・シングル。作詞・作曲は『魔法少女まどか☆マギカ』のオープニング・テーマを手掛けた渡辺翔。ハードなロック・サウンドに乗せて力強い歌声を聴かせてくれる。アニメ『Fate/Zero』オープニング主題歌。

ＴＶアニメ『Angel Beats!』に登場するガールズ・バンドのラスト・シングル。本作は初代ヴォーカルの岩沢まさみの後を継ぎ、二代目ヴォーカル＆ギターのユイがメインのナンバーを収録。歌唱担当LiSAによる楽曲は、ツンデレ王道キャラの魅力全開。カワイカッコイイ歌声がハマった、スタンダードなギター・ロックだ。