
制服から美しい女性へ成長してきたスタイリッシュな乃木坂46が、21枚目のシングルでカジュアルな夏ソングにチャレンジ。AKB48「ポニーテールとシュシュ」あたりを想起させる曲調で、等身大で普段着の姿をアピール。高嶺の花の優等生が少し身近に感じるような変化は、彼女らに潜んでいた新境地かも。

“アンダー”メンバーが歌うシングル表題曲のカップリングをコンプリートした、いわば裏ベスト。ライヴでも伝わってくる “アンダー”の魅力と熱さを包括した佳曲揃いで、乃木坂46のもうひとつの歴史を感じることができる。卒業したひめたん(中元日芽香)の想いが詰まったソロ曲「自分のこと」も収録。

3期生の大園桃子、与田祐希がWセンターを務めた18枚目となるシングルで、シンセと生楽器が織りなしてノスタルジックでどこか幻想的な雰囲気を作り出す。そしてサビ前のブレイクで引用されるドビュッシー「月の光」の違和感により、“逃げ水”という言葉で表された楽曲の刹那的な印象が倍増。

「裸足でSummer」(齋藤飛鳥)、「サヨナラの意味」(橋本奈々未)、スパニッシュなアプローチが新鮮な「インフルエンサー」(白石麻衣・西野七瀬)と、異なるメンバーがセンターを務めたシングル・ヒット3連打で始まる3作目。ソロにユニットにと個性を活かした楽曲群はバラエティに富んでいて楽しく聴ける。

“乃木坂史上最速ダンス”が話題の17枚目のシングル。ラテン系のクールな情熱アレンジも含め、ファンの間で賛否両論らしいが、こういうのも似合います。結局、“ブンブンブン”“HEY!HEY!HEY!“が頭から離れない甘い罠。姉御坂によるAOR歌謡「意外BREAK」がなにげに最高。

2017年2月に卒業&芸能界を引退する橋本奈々未が最初で最後のセンターを務め、だからこそ別れの悲しみがより切なく響く。その一方、普遍的な佳曲としてサヨナラの先にある未来、さらにはそれまでの日々で生まれた絆について歌う姿がポジティブに胸に迫るのも事実。卒業式の定番曲にもなりそう。

齋藤飛鳥がセンターを務める乃木坂46の15枚目のシングル。多くのゲーム・ミュージックを手がけてきたサウンド・デザイナーの福森秀敏が作曲を手がけ、編曲は前作に引き続きAPAZZIが担当。派手過ぎないメランコリックなメロディと華やかなサウンドのコントラストが印象的。

「命は美しい」から「ハルジオンが咲く頃」までのシングルを中心とした2作目。前作で題名でもあるそれまでの“透明な色”なグループ活動を総括したからこその、“それぞれの椅子”が感じられる一枚に。コンサバティヴなアイドル・ポップスをベースに、軽やかに攻めていることも再認識。

乃木坂46の14枚目のシングル。「ハルジオンが咲く頃」でセンターを務めるのはグループ卒業を控えた深川麻衣。花が咲く季節の出会いと別れ、いつの間にか少年は成長している……そんな春の情景を歌った“卒業”ソング。カップリング「遥かなるブータン」はオリエンタルなストリングスが印象的。

乃木坂46が持つ、ピュアで柔らかな雰囲気と清廉性。「ぐるぐるカーテン」から「何度目の青空か?」までのシングル10作をメインに、その空気感を詰め込んだ楽曲をパッケージ。まさに待望のファースト・アルバムだ。Disc 2にはカップリング曲、西野七瀬のソロや“こじ坂46”の楽曲などを収録。

人気アイドル・グループの9枚目となるシングル。ギラギラとした真夏の日差しを思わせるギターの音色で幕を開けるアグレッシブなサマー・チューン。夏ならではの開放的なムードに背中を押されて一歩前に踏み出そうとする女の子の気持ちを描いた歌詞も印象的だ。

人気アイドル・グループ8枚目のシングル。西野七瀬が初めてセンターを務めている。アイドルの王道をいくような彼女たちにふさわしい、片想いソングのド真ん中ともいうべき佳曲。切ないメロディとリリックに胸を射抜かれる。「ロマンスのスタート」は恋の始まりを瑞々しいタッチで描いたアップ・チューン。