1938年2月4日生まれ、静岡県出身の俳優。本名は加藤剛（かとう・たけし）。61年に早稲田大学文学部演劇科を卒業し、俳優座養成所を経て、64年に俳優座に入団。62年のTVドラマ『人間の条件』でデビュー。シェイクスピア劇などの舞台に立ちながら、TVや映画など幅広く出演。70年より時代劇『大岡越前』で江戸時代の名奉行・大岡忠相を約30年間演じて人気を博したほか、74年の映画『砂の器』、76年の大河ドラマ『風と雲と虹と』、83年の映画『この子を残して』などで熱演し、俳優座を代表する名優として活躍。2008年に旭日小綬章を受章。2018年6月18日に死去。80歳没。