1934年10月20日生まれ、大阪府大阪市出身の作家。本名は村上卓児（むらかみ・たくじ）。大阪大学経済学部卒業後、会社員として勤めながらSF同人誌に参加。『SFマガジン』のコンテストに佳作入選して、61年にデビュー。65年から専業作家として活動し、79年に『消滅の光輪』で泉鏡花文学賞＆星雲賞を、87年に『夕焼けの回転木馬』で日本文芸大賞を受賞。『なぞの転校生』『ねらわれた学園』などTVドラマ化された作品も多い。また、癌で闘病中の妻へ捧げたショート・ショートが話題となり、『僕と妻の1778の物語』として映画化もされた。癌を患いながら執筆活動を続けていたが、2019年11月3日に誤えん性肺炎のため死去。85歳没。