1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身の作家。樟蔭女子専門学校（現・大阪樟蔭女子大）卒。57年に雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』でデビュー。64年に『感傷旅行』で芥川賞を受賞。以来『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』などが受賞作に。『姥ざかり』などドラマ化された作品も。95年に紫綬褒章、2000年に文化功労者、2008年に文化勲章を受章。NHK朝の連続テレビ小説『芋たこなんきん』の主人公のモデルとしても知られる。2019年6月6日に総胆管結石による胆管炎のため神戸市内の病院で死去。91歳没。