1950年4月12日生まれ、福井県福井市出身の小説家。推理作家の小池真理子は妻。早稲田大学中退後、渡仏。仏航空会社勤務や仏ミステリーの翻訳などを行ない、80年の帰国後に執筆活動を開始。86年に作家デビューを果たし、冒険小説や恋愛小説など多くの作品を発表。94年に『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞を、2001年に『愛の領分』で直木賞を受賞。小池も95年に『恋』で直木賞を受賞し、初めて夫婦ともに直木賞作家となる。その後も精力的に執筆活動を続け、2017年には短編集『大雪物語』で吉川英治文学賞を受賞。また、各賞の選考委員や審査員も務める。2020年1月30日に右下葉肺腺がんのため長野県佐久市の病院で死去。69歳没。