1933年9月4日生まれ、京都府出身の小説家。6人兄妹の長男として育ち、戦中は父の郷里の秋田県鹿角郡へ疎開。京都大学文学部卒業後、サラリーマン生活と並行して作家活動を開始。34歳で作家に専念。68年の『蛸と精鋭』以降直木賞候補を重ね、88年に8回目の候補作となった『それそれの終楽章』で第98回直木賞を受賞。以降も官能小説、戦記小説、時代小説など幅広い分野で執筆活動を展開。野球や競馬についての作品も多く、音楽に造詣が深いことでも知られる。2019年5月11日に急性肺炎のため大阪府茨木市の病院で死去。85歳没。