1922年10月26日生まれ、東京都出身の児童文学作家。恵泉女学園高等部卒。59年に短編「さぎ」で児童文学者協会新人賞を受賞し、64年刊行の『シラサギ物語』で講談社児童文学新人賞を受賞。70年に『鯉のいる村』で野間児童文芸賞、74年に『花咲か』で日本児童文学者協会賞、2010年に『建具職人の千太郎』で赤い鳥文学賞を受賞。また、小学校の国語教科書に掲載された「かさこ地蔵」など民話を平易に書き改めた作品を発表するほか、長年にわたって自宅に家庭文庫を開設するなど、児童文学界の大御所の一人として活躍。2025年7月10日に東京都西東京市の病院で老衰のため死去。102歳没。