カサンドラ・ウィルソン / ジャンプワールド [再発][廃盤]

ミニ・レビュー

強烈にして圧倒的な存在感。でもだからと言って少しも押しつけがましくない。そこが凄い。はっきり言って当時のジャズ・シンガーの中でこの人だけは別格だった。でもその奥にブラック・コミュニティーの濃厚さがとことん黒光りしている。

収録曲

01ウーマン・オン・ジ・エッジ

02ドミネーション・スウィッチ

03フェイズ・ジャンプ

04ライズ

05グランド・システム・マスターズ

06ジャンプ・ワールド

07ラヴ・フェイズ・ディメンションズ

08ワールウィンド・ソルジャー

09ウォーム・スポット

10ダンシング・イン・ドリーム・タイム

11ロック・ジス・コーリング

演奏

カサンドラ・ウィルソン(vo)ロッド・ウィリアムス(p)マーク・ジョンソン(ds)ケヴィン・ブルース・ハリス(b)ゲイリー・トーマス,ロビン・ユーバンクス(ts)スティーヴ・コールマン,グレッグ・オズビー(as)他

録音

89.7～8

アーティスト

カサンドラ・ウィルソン
1955年12月4日、米ミシシッピ州ジャクソン生まれの女性ジャズ・シンガー。75年にプロ・デビューを果たし、82年にはニューヨークへ移る。80年代はおもにスティーヴ・コールマンらM-BASE派と共演。デビュー作は85年の『ポイント・オブ・ヴ……