ミニ・レビュー
管弦楽組曲の録音がたとえどれだけの数あれど、その中でももっとも威厳に満ちた演奏である。第2番、第3番の序曲を聴くたびにすさまじい緊張感から生まれる音楽のたたずまいの清い楽しさに心を打たれる。この演奏の価値はいまだに下落していない。
収録曲
01管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066
02管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
032つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
04管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
05管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069
06オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調BWV1055
演奏
カール・リヒター指揮 ミュンヘン・バッハ管弦楽団 オーレル・ニコレ(fl)オットー・ビュヒナー,クルト・グントナー(vn)マンフレート・クレメント(オーボエ・ダモーレ)
録音
(1)(2)(4)(5)60.6,61.6 (3)63.2 (6)80.6