ミニ・レビュー
曲の解釈にかけてはメゾでは古今を通じて最も洞察が鋭いとされるファスベンダーによる、得意のレパートリー。シブイ声がブラームスのシブイ雰囲気にぴったりで、鋭い解釈だが温かみのある歌は最高の名演。後半は特に美しい。聴かないと損をする。
収録曲
01愛のまことop.3―1
02わが歌op.106―4
03エーオルスのハープに寄せてop.19―5
04墓地でop.105―4
05野を渡ってop.86―4
06海辺の庭園にop.70―1
07落胆op.72―4
08菩提樹に霜がおりてop.106―3
09雨の歌op.59―4
10おお涼しい森よop.72―3
11いまいましい、おまえはぼくをまたop.32―5
12みたされたあこがれop.91―1
13聖なる子守歌op.91―2
14乙女の歌op.107―5
15五月の夜op.43―2
16セレナードop.106―1
17ドイツ民謡集〜静かな夜に
18永遠の愛op.43―1
演奏
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)アーヴィン・ゲージ(p)(12)(13)トーマス・リーブル(va)