ミニ・レビュー
ベルクとマーラーに挟まれたオーガーマンは1930年生まれの、アメリカのポピュラー界で活躍する作・編曲家である。しかし作風はベルクなどとそう違いはない。ファスベンダーは三者に共通の精神をつかみ取り、その内面に分け入るような歌唱で中々良い。
収録曲
ベルク:
014つの歌op.2
オーガーマン:
02タゴール歌曲集〜ちょうどその日は〜すでに日は傾き〜時は無限です、主よ〜こうしてあなたの歓喜で〜雲〜あの方は訪れる〜最後の歌
マーラー:
03歌曲集「子供の魔法の角笛」〜ラインの伝説〜高い知性の讃歌〜魚に説教するパドヴァの聖アントニウス〜むだな骨折〜浮き世の暮し〜美しいラッパの鳴るところ
演奏
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)ジョン・ワストマン(p)