ミニ・レビュー
リコーダーのブリュッヘンは指揮よりも雄弁に聴こえる。素朴な、と言えばきこえは良いが、単調な音色のこの楽器を変幻自在に操って、作品の隅々まで生き生きと描き出してくれる。ビルスマとレオンハルトのサポートも温もりのあるもの。録音も丁寧な作り。
収録曲
01リコーダーと通奏低音のためのソナタ ト長調 (ルイエ)
02戦争、最も美しい娘ダフネが (ファン・エイク)
03イタリアのグラウンドによるディヴィジョン (カー)
04ファンタジー第7番ヘ長調 (テレマン)
05同第3番ニ短調 (同)
06恋のうぐいす (F.クープラン)
07リコーダーと通奏低音のためのソナタ第4番ヘ長調 (ペープシュ)
演奏
フランス・ブリュッヘン(bf)アンナー・ビルスマ(バロック・vc)グスタフ・レオンハルト(hc)