ミニ・レビュー
特異な楽器編成による作品が集められたちょっとクロウトっぽいCDである。その面白さはたとえばあの『兵士の物語』の響きがたまらくいい、といったセンスに根ざすものか。北欧20世紀音楽の年代記風な配列の終わりに『ティル…』がある構成も中々に変だ。
収録曲
01星夜op.35〜ソプラノ、低弦、打楽器、ピアノのための (カイパイネン)
027楽器のための「メタモルフォーラ」 (メリライネン)
03ラグタイムとブルース〜ヴァイオリン、クラリネット、トランペット、ピアノのための (クラミ)
04無益なセレナータ〜クラリネット、ファゴット、ホルン、チェロ、コントラバスのための (ニールセン)
05もう一人のティル・オイレンシュピーゲル〜ヴァイオリン、コントラバス、クラリネット、ファゴット、ホルンのための (R.シュトラウス〜ハーゼネルル編)
演奏
(1)オスモ・ヴァンスカ指揮 ラハティ室内アンサンブル (1)カリタ・マッティラ(S)