ミニ・レビュー
ジェントルで快速に走り出す《ルスラン》、陰影をただよわせながらも、なめらかに流れる《ホヴァンシチナ》等々、大袈裟に言うなら「これがロシアのオケ!?」と叫んでしまうほどに西欧化(?)した響き。指揮者プレトニェフの安定した実力を感ずるが、これで良いのかな。
収録曲
01歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 (グリンカ)
02同「イーゴリ公」序曲 (ボロディン)
03祝典序曲op.96 (ショスタコーヴィチ)
04歌劇「セミョーン・コトコ」op.81序曲 (プロコフィエフ)
05同「コラ・ブルニョン」op.24序曲 (カバレフスキー)
06同「皇帝の花嫁」序曲 (リムスキー=コルサコフ)
07同「ホヴァーンシチナ」序曲 (ムソルグスキー)
08序曲ヘ長調 (チャイコフスキー)
09祝典序曲op.73 (グラズノフ)
演奏
ミハイル・プレトニョフ指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団