ミニ・レビュー
72年制作の旧制高等学校寮歌集の復刻盤。病的なまでに抒情的だったり異様なまでに大仰だったり猥褻なまでに国粋主義的だったりする歌詞に対する生理的な嫌悪感を無視すれば、若き加藤登紀子の歌うこれらの歌は皆、それなりに美しいと言えないこともない。
収録曲
[Disc 1]
01鳴乎玉杯に (第一高等学校第12回記念祭寮歌)
02対一高端舟競漕凱歌 (第二高等学校寮歌)
03椿花咲く南國の (第五高等学校寮歌)
04愁ひに沈む (山形高等学校四寮寮歌)
05佐渡が島山 (新潟高等学校寮歌)
06紅萌ゆる (第三高等学校寮歌逍遥の歌)
07瓔珞みがく (北海道帝国大学予科櫻星会歌)
08筑紫の富士に (第一高等学校第22回記念祭寄贈歌)
09丘の團欒に (富山高等学校寮歌)
10離別の悲歌 (東京商科大学予科寮歌)
[Disc 2]
01都ぞ彌生 (北海道帝国大学予科寮歌)
02夕べの丘に (水戸高等学校暁鐘寮寮歌)
03上洛の歌 (浪速高等学校寮歌)
04野尻湖の歌 (東京高等学校水泳部の歌)
05楠の葉末 (第七高等学校造士館寮歌)
06月見草 (第三高等学校寮歌)
07瀬戸の浦波 (神戸商業大学予科逍遥歌)
08浅春 (高知高等学校寮歌)
09北の都に秋たけて (第四高等学校時習寮南寮寮歌)
10北帰行 (旅順高等学校逍遥歌)