ミニ・レビュー
一昨年末の世界的グレゴリアン・チャント・ブームもどうやら沈静化した昨今、臨場感たっぷりのいわゆる本場物ではなく、真に音楽的質の高い本盤のような演奏こそ高く評価されるべき。秀逸な演奏によりグレゴリオ聖歌の芸術的価値や魅力が再認識されるはず。
収録曲
01灰の水曜日〜アンティフォナ「衣服を変えよう」/キリエ第17番/グラドゥアーレ「なんと喜ばしいことか」
02枝の主日〜アンティフォナ「ダヴィデの子にホザンナ」、詩篇23
03聖木曜日〜アンティフォナ「主イエスは彼の弟子たちとともに」
04聖金曜日〜レスポンソリウム「大地は暗くなり」/イムヌス「真なる十字架/舌よ讃えよ」
05インプロペリア「我が民よ」
06聖土曜日〜アンティフォナ「キリストは我らのために」/イムヌス「王の隊列はすすみ」
07復活祭〜グロリア第2番/アレルヤ「我らの過ぎ越し」/セクエンツィア「過ぎ越しの生け贅を賛美せよ」/オッフェルトリウム「すべての土地よ」/アニュス・デイ第17番
08聖母マリアのためのアンティフォナ〜恵み深き救い主の御母/めでたし天の女王/天の女王/めでたし女王