ミニ・レビュー
ヴィヴァルディがコンチェルトという形態の中で行なった、まさに「創意の試み」が楽しめるアルバム。それはもちろん作品ごとの性格をきちんと描き分けたピノックの演奏によるところが大きい。「四季」の頃に比べ、また一回り大きくなった気がする。
収録曲
01弦楽のための協奏曲ト短調RV.156
02オーボエ協奏曲ハ長調RV.449、op.8-12
03ファゴット協奏曲ヘ長調RV.485
04弦楽のための協奏曲変ロ長調RV.166
05ヴァイオリン、2つのリコーダーと2つのオーボエのための協奏曲ト短調RV.577「ドレスデンのオーケストラのために」
06リコーダー協奏曲ハ長調RV.444
072つのヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲ト長調RV.575
演奏
トレヴァー・ピノック(指揮,hc,og)イングリッシュ・コンサート ポール・グッドウィン(ob)アルベルト・グラッツィ(fg)ピーター・ハンソン(vn)ピーター・ホルツラグ,キャスリーン・レイサム(bf)他