ミニ・レビュー
今回は曲と曲とをつなぐ触媒的な短編「シャーベット」を挟み、各曲を有機的な関係に置いた。打楽器音は想像以上に肉感的なものだが、この人の響かせ方は、軽やかで繊細で、あまり肉体を感じさせない。音が中空に漂っている。特に金属系の音が美しい。
収録曲
01エントランス
02ハラサナ (コウベルグス)
03シャーベットNo.1〜ラテン・アメリカ間奏曲 (グレニー)
04ボンゴ・オー (シエーラ)
05シャーベットNo.2〜中国のシンバル (グレニー)
06プリム (マッソン)
07シャーベットNo.3〜ウドゥー・トレイル (グレニー)
08アンヴィル・コーラス (ラング)
09シャーベットNo.4〜ウッドブロックと落ちる音 (グレニー)
10トゥ・ジ・アース (ジェフスキー)
11シャーベットNo.5〜木製と金属製のチャイム (グレニー)
12スネア・ドラムのための協奏曲第1番 (ジブコヴィック)
13シャーベットNo.6〜シムタック・デビュー! (グレニー)
14マトルズ・ダンス (ササス)
15イグジット
16シャーベットNo.7〜ハイ・ハット・プレイアウト (グレニー)
演奏
エヴェリン・グレニー(perc)(2)(14)フィリップ・スミス(p)