ミニ・レビュー
タイトルの馬鹿馬鹿しさ(?)とは裏腹に、ものすごい内容のアルバムが出現。むろん安易な編集ものなどではなく、ルイ14世時代に出版された大著『舞踏記譜法』をもとに研究者ランスロが選曲したものをルセとレーヌが1枚ずつ分担して完成した本物の舞曲集。★
収録曲
[Disc 1]〈オペラ座の舞踊音楽〉
01「アシスとガラテ」〜第2幕第5場:シャコンヌ
02「ロラン」〜プロローグ:ジグ
03「ペルセ」〜第1幕第5場:アントレ
04「ヴェネツィアの祭り」〜舞踏会、第6場:第2アントレ
05「アクシオーヌ」〜第3幕第2場:女水夫の歌
06「ファエトン」〜第2幕第5場:ファエトンのシャコンヌ
07「ロラン」〜第4幕第3場:農民のアントレ
08「アルシード」〜第1幕第5場:サラバンド
09「テゼ」〜第4幕第7場:恋をしよう。すべてが我らを恋に誘う
10「ペルセ」〜第5幕第8場:パッサカーユ
11「テゼ」〜第4幕第7場:ガイヤルド
12「カリロエ」〜第4幕第3場:ミュゼット
13「アシスとガラテ」〜第2幕第5場:シャコンヌ
14「音楽汎論」〜クラント:ラ・ボカンヌ
15スペイン人の第1エール、スペイン人の第2エール:サラバンド、スペインのサラバンド
16「エジオーヌ」〜第3幕第5場:愛すべき征服者
17「ペルセ」〜第2幕第10場:男性2人のアントレ
18「ヴェネツィアの祭り」〜舞踏会、第6場:フォルラーナ
19「イセ」〜サラバンド
20「愛の神の勝利」〜アポロンのアントレ
21「町人貴族」〜アルルカンのシャコンヌ
[Disc 2]〈宮廷の舞踊音楽〉
01組曲イ短調
02組曲ニ短調
03組曲ト短調
04組曲変ロ長調
演奏
[1] クリストフ・ルセ指揮 レ・タラン・リリック [2] ユーゴ・レーヌ指揮 サンフォニー・ドゥ・マレ