ミニ・レビュー
バレエはオペラの上位にある、とはラモーの時代の常識。物語はイントロに過ぎず、より優雅に、より抽象な音楽表現が可能となる様式。50を過ぎたラモーが本気で取り組んだのも納得だし、古楽演奏で功成し遂げたクリスティが着々と全曲初録音を重ねるのも道理。★
ガイドコメント
ラモーのオペラ第2作で、クリスティにとっては第1作「イポリートとアリシ」に続いてのレコーディング。ラモーが初めてコメディ的要素を盛り込んだ作品で、今回が世界初録音だ。
収録曲
ラモー:
01オペラ・バレ「エベの祭典 (青春の女神ヘーベーの祭り)」 (全曲)
演奏
ウィリアム・クリスティ指揮 レザール・フロリサン ソフィー・ディヌマン(S)ガエラ・メシャリー(S)マリー=ズー・ヴィーチョレック(Ms)サラ・コノリー(A)ポール・アグニュー(T)ジャン=ポール・フシェクール(T)ティエリー・フェリクス(Br)リュック・コアドゥ(Br)ロラン・スラール(Br)マチュー・レクロアール(Br) 他