ミニ・レビュー
フラメンコ・ギターの革命児としてソロ・デビューした『天才』(67年)から『道』(80年~81年)までの、14年間のパコ・デ・ルシアの道程を辿れる作品群。ギター・ソロではフラメンコの技法と概念とをクリエイティブに前進させるパコが。グループによる演奏では形式を敢然と乗り越えようとするオーガナイザーとしてのパコが。技術論と精神論の両面で様々なスパニッシュ談義が可能になるこの天才ギタリストの実像が、これらの諸作から克明に浮上。現代感覚のギター・キッズにも強く推薦したい超絶的ギター作品だ。