ミニ・レビュー
(2)は過度ではない悲愴感が漂うなかなかの佳曲。アルト独唱は深い声で力みもなくいいのだが、欲を言えばビブラートが大きく、バロックを意識した室内オケの演奏にややそぐわないのが少々残念。協奏曲はさわやかで心地よく、とりわけ(1)が明るくてよい。
収録曲
01協奏曲イ長調RV158
02スターバト・マーテルRV621
032つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調RV565
042つのオーボエのための協奏曲ニ短調RV535
演奏
ヴラディーミル・スピヴァコフ(指揮,(3)vn)モスクワ・ヴィルトーゾ室内管弦楽団 (2)ナタリー・ストゥツマン(A)(3)アルカジィ・フーテル(vn),ミハイル・ミリマン(vc)(4)アレクセイ・ウトキン,ミハイル・エフスチグネーエフ(ob)