ミニ・レビュー
外国の民謡や愛唱歌などに日本語の歌詞をつけ、学校などで歌われた、という意味で翻訳歌集なのだそうだが、教科書で歌った懐かしい歌が、彼女のはっきりとした輪郭の歌で蘇る。中野振一郎のチェンバロを使ったところが、歌に奥行きと幅を与えて大成功。
ガイドコメント
日本の歌を体系的に研究し、意欲的な活動を展開している藍川由美の最新録音。今回は、外国曲に日本語の歌詞をつけて学校で歌われ、日本人の心に定着している“翻訳唱歌”がテーマとなっている。
収録曲
01見わたせば/むすんで ひらいて
02蝶々
03螢の光
04庭の千草
05故郷の空
06故郷の人々
07灯台守
08埴生の宿
09別れ
10夕の鐘
11旅愁
12故郷の廃家
13ローレライ
14星の界
15故郷を離るる歌
16眠りの精
17追憶
18峠の我が家
19小ぎつね
20「ママお話しして (きらきら星)」の主題による変奏曲
21冬の星座
22トロイカ
23ポーリュシュカ・ポーレ
24家路
25大きな古時計