ミニ・レビュー
ミュージック・コンクレートの始祖、ピエール・アンリがモーリス・ベジャールの創作バレエのために書き下ろした4作品を収録。前衛音楽というよりはテクノ〜サンプリング時代の予言書という感じ。シンセのない60年代に創られたとは、とても思えません。
ガイドコメント
人気テクノ・アーティストが大集結した、ピエール・アンリのリミックス集『メタモルフォーゼ』の元ネタがこちら。いずれも60年代に作られた作品だが、不思議なアンビエント感が漂っている。
収録曲
01現代のためのミサ:プロローグ/サイケ・ロック/ジェリコ・ジャーク/ティーン・トニック/トゥー・フォーティシュ
02緑の女王:若者、女王、そして昆虫たちの行進/ロック・エレクトロニック
03旅:カップル/ラールセン現象の流動性と運動性/穏やかな神々
04扉とため息のためのヴァリエーション:揺れ/歌1/目覚め/歌2/伸び/仕種/はやし文句/興奮1/運動/興奮2