ガイドコメント
ほんわかとした雰囲気のジャケが印象的な1st『小さな丸い好日』から約1年。大ヒット・アーティストとなったaikoがお届けする2ndアルバムは、彼女ならではのポップ感が凝縮されている。
収録曲
01愛の病
不安な恋心や、恋に恋し始めた頃の女の子が感じるピュアな「ときめき」を、開放的な楽曲に乗せ、嬉しさ満載の表情で軽快に歌いあげてゆくaiko。ノリの良い曲調へ、つい気持ちも前向きに引っ張られていく。
02花火
ホンキートンクでロックンロールな弾む表情を持った曲調ながら、歌詞では消えてしまいそうな恋の関係を、一瞬の華やかさを魅せる花火の姿へ投影。切ない本音を巧みに表現した言葉の数々へ、気持ちもウルッとしてしまう。
03桜の時
ゆっくりゆっくり二人の関係を確かめ育んでいく。そんな幸せを願う女心を、“移ろいゆく季節の風景”へ重ね合わせてきたaiko。春を迎えようとする季節特有の、ほのかに高揚していく想いを描きあげた素敵な季節の歌。
04お薬
05二人の形
「あなたには私しかいない」。もちろん私には、「あなたしかいない」。見えない気持ちを確かな絆として繋ぎたい女性の不安な恋心を、朗々と歌いあげていく。そんな切々とした表情へ心惹かれてしまうナンバー。
06桃色
「あたしに今すぐ夢中になって」「一緒に歩幅を合わせて歩いてこうね」。女性の素顔な気持ちをいつもリードしていく男性だからこそ、「女の子はこういう気持ちで歩んでいきたいの」と伝える、本音激白ナンバー。
07悪口
1・2・3の声が、始まりの合図。自分の気持ちが錯綜していく姿を、前歯を失くしたうさぎや両髭を失くした猫へ例えながら表現。言葉じりから見える不安へ押し殺されそうになっていく姿へ、つい感情移入してしまうナンバー。
08傷跡
09Power of Love
大好きな人と一緒に過ごすことの喜びを、アップライズドなロックンロール・ナンバーへノセて熱唱。ホーンの音も軽快に響き渡るよう、無条件に気持ちを熱くさせてくれるファンキーでロッキンな楽曲だ。
10カブトムシ
aikoの人気を決定的なものとしたバラード。恋をする自分を“カブトムシ”にたとえたユニークな表現が先行するが、描かれる情景は普遍的な恋模様。ラストに向けてドラマティックな広がりを見せる構成と伸びやかなメロディが心を打つ4thシングル。