ガイドコメント
圧倒的な歌の上手さに加え、屈託のないキュートなキャラクターで人気のaiko。2001年に発表されたこの3rdアルバムは「ボーイフレンド」「初恋」「ロージー」などのヒット・チューン満載。
収録曲
01飛行機
雄大な景観を魅せゆく弦楽器の調べに乗せながら、aikoの歌声が大空を駆け上がるよう広がっていく。離れゆく恋の関係を示唆しながらも、次なる物語の始まりを告げる楽曲として完成。心をホロッとさせてくれる歌だ。
02be master of life
「どんなことがあっても、私は絶対にあなたの味方だから」「でも、強がってる私の気持ちも優しく支えてほしい」。強気な女の子がフッと魅せる、そんな弱い心模様。軽快なロック・ビートの上で語られる少女の強い決心に共鳴。
03ロージー
相手のすべてを自分のものに独占したいからこそ想う、「運命」という感情。恋愛関係を実らせた女の子が抱く、嬉しさのあまりの独占欲。そんな愛くるしい乙女心を、aikoは力強い声で歌いあげていく。
04密かなさよならの仕方
「わたしのことを忘れないで」と想いを投げかけつつ、「好きだけどサヨナラ言うしかないのね」と、無理に自分を納得させていく切ない恋心。スライドしていくギターの音色と切ない声へ、キュンと胸が熱くなる。
05終わらない日々
「好き」になった瞬間、人は“相手の良い面も弱い面も”すべて無条件で愛してしまう力を得ることができる。恋した女性が抱く「相手を守ってあげたい母性的な本能」が、伸びやかな歌声とともに、高らかに響いていく。
06心日和
あなたは私の心から離れてしまったの? それとも、ただのすれ違い? 淋しいからこそ想い巡らせゆく女心を、心の天気へ置き換えて表現。切ない歌詞ながら、ストリングスを主軸に据えた艶やかな楽曲として完成。
07September
本当は気づいてたの、この恋が朽ち始めてたってこと。認めたくない事実へ真正面から向き合っていく一人の女性の想いを、今にも泣きだしそうな歌声で表現。胸掻きむしる想いへ心揺さぶられる、刹那ソングの決定盤。
08雨踏むオーバーオール
“愛情過多な恋心だからこそ、失くしそうなときの心はすごく痛い”。そんな気持ちを、雨に濡れたオーバーオールと、いつかは乾く(プラスになる)恋心へ掛け合わせて表現。aikoの切々とした歌声に、心が濡れる。
09アスパラ
10ボーイフレンド
弾むビートへ身を任せるうち、気がついたら“ハッピー気分満載”なLOVELOVE恋モードへ一緒に夢中になっている自分を発見。恋する気持ちを全開させていく、キュートでラヴリーなポップ・ソング!
11初恋
ほんの少し指が触れるくらいの距離を保ちながら、恋した気持ちをさとられないよう微妙な関係を大切にしていたい。「恋愛」に対しウブな気持ちだからこそ抱く「恋への衝動」を描写。胸がキュンと高鳴る楽曲だ。