ミニ・レビュー
『embryo』や『JESSICA』などシングル曲も多数収録した、セルフ・プロデュースによるサード・アルバムが登場。世の中の戯れ言をすべて破壊し尽くしてしまうかのよう、とにかく攻撃的な音を次々と投げかけてくる彼ら。鋭利な表情の波状攻撃にかなりヤラれた。
ガイドコメント
前作『MACABRE』から約1年4ヵ月ぶり、通算3作目のオリジナル・アルバムは、彼らの得意とするハードでダークなものからシンプルで聴き心地の良いものまで、バラエティに富んだ会心作。
収録曲
01鬼眼-kigan-
02ZOMBOID
0324個シリンダー
04FILTH
メッタ打ちのドラムと掻きむしるようなギター&ベースが、ディープで混沌とした世界をいきなり目の前に突きつけてくる。サビの部分だけはメロディアスで、曲中での救いのように感じられる。
05Bottom of the death valley
06embryo
2ヵ月連続リリースの第2弾シングル。哀愁漂うミディアム・テンポのバラード。サビ前のどこか機械的な印象をうけるインストゥルメンタルと、ヴォーカル京の感情をわざと殺したようなささやき声の絡み合いが絶妙。
07「深葬」
08逆上堪能ケロイドミルク
09The Domestic Fucker Family
10undecided
11蟲-mushi-
12「芯葬」
13JESSICA
2ヵ月連続リリースの第1弾シングル。彼ら独特の哀愁漂う美しいメロディを基盤に、突き抜けたパンク・アレンジが施されている。スピード感を持ちながらも、スケールの大きなサウンドが爽快なナンバー。
14鴉-karasu-
15ピンクキラー
16「神葬」