ミニ・レビュー
人気男性デュオ・ゆずの新作。アコースティックなサウンドに等身大の歌詞が爽やかだ。彼らの若さ、清潔感ある明るさ、ちょっぴり甘酸っぱい恋愛模様が心の琴線をくすぐる。心が沈んだとき、前向きな気持ちにさせてくれる、チアリング・ソングとしてもいい。
ガイドコメント
2002年3月リリースの6thアルバム。アコースティックのイメージが強いゆずが、本作ではバンド・セッションから練り上げて制作。“ユーモア”と“ゆず”をひっかけたタイトルからも、楽しさと温かみが感じられる1枚。
収録曲
01ぼくの漫画の主人公
4thアルバム『ユズモア』のオープニング曲。北川悠仁・作のナンバーで、幼いころの無垢な自分を振り返り懐古する。複数のアコギとスティール・ギターの柔らかい音色&絡みがマンドリンのようなキラキラしたサウンドを生んでいる。
02みぞれ雪
シャンシャンと鳴る鈴の音が冬の場面を思い起こさせる、4thアルバム『ユズモア』収録曲。かと思えば、ゆずらしいハープの伸びやかなサウンドが気持ちを高揚させること必至。キャッチーなサビも秀逸。
03ダスキング
岩沢厚治のユニークな言葉づかいが印象的な4thアルバム『ユズモア』収録曲。リフをゴリゴリと押し出し、ロックやブルース色の強い男っぽい一曲。歌詞中の「ダスキング」とはいったい何のことか?
04カナブン
ピアノの調べにのせて、しっとりと聴かせるラヴ・バラード・ナンバー。感傷的な岩沢厚治の繊細な音楽性が表出した一曲で、ゆずの数ある「別れ」のうたのなかでも、抜群の出来。4thアルバム『ユズモア』収録曲。
05アゲイン2
06ぼやき電車
07直径5mm
4thアルバム『ユズモア』収録の岩沢厚治作のナンバー。「なくした何かを求めてしまう」というテーマで、誰もが抱える刹那さを助長させる岩沢のファルセット・ヴォイスが効果的。メロディアスな曲調にのってすっきりと聴かせる。
08ほんの一時間前
09始めの一歩
10季節はずれ
11GO★GO!!サウナ
123カウント
岩沢がメインでヴォーカルを担当。テンポの良さとメロディの親しみ易さという、ゆずの持ち味が存分に発揮された一曲。ポジティヴな気分にさせてくれる心地よいナンバーだ。
13無力
「君の前じゃ無力」と恋心を不器用に歌う北川悠仁・作のナンバー。彼女が去ってしまう時に感じる、もうひとつの無力感。愛や恋がもたらすさまざまな感情を情景的に描いたゆず的失恋ソング。
14ユーモラス
4thアルバム『ユズモア』収録のナンバーで、“ユーモア”と“ゆず”をひっかけたアルバム・タイトルからもテーマ的な一曲と言える。リラックスした北川のヴォーカルと、ユーモアとアイディアでなんとかなるさ、と歌う前向きさが心地良い。