ミニ・レビュー
80年代の名盤の再発。一種素朴風なアプローチではあるが、シュタインの魅力は深々とした響きや繊細なロマンティシズムにある。当録音でも、朧々と鳴らされるホルンや、同響の名物コンマスのフォルヒェルトによる艶やかなソロなどと相俟っていかんなく発揮されている。
ガイドコメント
ドイツ正統派の巨匠ホルスト・シュタインの至芸が1枚1200円で登場。現代を代表するワーグナー指揮者の1人である彼は、R.シュトラウスも得意とする。ドラマティックな「ツァラトゥストラ」。
収録曲
R.シュトラウス:
01交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」op.30
02祝典前奏曲op.61
ワーグナー:
03歌劇「タンホイザー」序曲とヴェヌスベルクの音楽 (バッカナール) (パリ版)
演奏
ホルスト・シュタイン指揮 バンベルク交響楽団 (1)(2)エドガー・クラップ(OG) (3)バンベルク交響楽団女声合唱団