ミニ・レビュー
ゆずといえば“爽やか青春ポップ”、そんなイメージをガラリと変えてしまうのがこの一枚。ぶっきらぼうな調子で、世の中に悪態をつく(1)も面白いが、青春の終わりを確信して潔く大人になろうとする(2)は圧巻だ。やわらかなギターの音色がまた、泣かせる。
ガイドコメント
4週連続で毎週水曜日にシングルを発売する、2003年2月のゆず。第3弾となる本作は、岩沢の手になる2曲を収録。「3番線」は、ねじれたポップ・ワールド全開のアコースティック・ソウル。
収録曲
013番線
02水平線
2003年発表のシングル「3番線」との両A面となった、岩沢作のスロー・ナンバー。水平線を眺めながらぼんやり……。物思いにふける時に巡るさまざまな思いをシンプルに歌い上げた一曲。繊細な岩沢の感情が汲み取れるはず。