ミニ・レビュー
レーベル移籍第1弾。(1)は、初期の“宅録クン”的なアクの強さがクセになる音作り。(2)は、まったり系で、これまたスガ節の真骨頂。トドメに、(3)のバック・トラックでギターのカッコ良さを堪能させる。まさにスガ中毒誘発剤ともいえる快作だ。
ガイドコメント
所属事務所であるオフィス オーガスタが立ち上げたレーベルからの第1弾で、移籍後初のシングル。7ヵ月という長い充電期間に蓄えられた彼の音楽への愛情が生み出した、涙もののナンバーだ。
収録曲
01サヨナラ
2003年にシングル・リリースされた、スガお得意のブルージィなファンク・ナンバー。オープニングの豪華なホーン・アレンジやソウルフルなコーラスがブラック・テイストを演出。恋人との別れのシーンを、ドラマティックかつ美しくみせるテクニックはさすが。
02気まぐれ
アコギとスガシカオの声が響く、シンプルな弾き語り構成のバラード。サウンドが単純であるがゆえに引き立つ、切なく美しいメロディが素晴らしい。恋愛の気だるさを綴った歌詞も、彼独特の文章表現が光っている。
03サヨナラ (バッキング・トラック)