ミニ・レビュー
アクの強いラテン歌謡(1)に、実はメロディの手練れでもあるこの人の底力がくっきり。過剰なストリングスに歌がまったく負けていない(2)の、プログレぽさもおもしろい。音楽だけで十分イメージを喚起できるのだから、おまけDVDは(サービスしたい気持ちはわかるが)蛇足では。
ガイドコメント
NHK『みんなのうた』で10〜11月に放送の「りんごのうた」を含む3曲入りシングルに、PVと秘蔵映像収録のDVDをあわせてパッケージ。彼女の集大成ともいえる濃い内容だ。
ガイドコメント
NHK『みんなのうた』で2003年10〜11月に放送の「りんごのうた」を含む3曲入りシングルに、PVと秘蔵映像収録のDVDを合わせてパッケージ。彼女の集大成ともいえる濃い内容だ。
収録曲
[Disc 1]
01りんごのうた
自分の名前をモチーフに季節を捉え、神妙な雰囲気を色濃く映し出す。言葉の言い回しやジャズ・テイストのサウンドなど、節々に彼女ならではの技が感じられる。クセになる仕上がりだ。
02la salle de bain
“節目シングル”といわれる「りんごのうた」に収録のスペクタクル・チューン。全篇が英詞なことやストーリー性のあるドラマティックなオーケストレーションが展開するなど、壮大な物語を想起させるファンタスティック・ムービーさながらの楽曲。多少大仰なサウンド・メイクにも対応するヴォーカルは見事で、彼女の新機軸を見せた一品。
03リンゴカタログ〜黒子時代再編纂〜
「りんごのうた」に収録のポップ・ロック・チューン。“リンゴカタログ”というだけあり、彼女の楽曲の詞やサウンドを複雑に重なり合わせて作り込んでいる。前半は『無罪モラトリアム』、中後半は『勝訴ストリップ』『加爾基 精液 栗ノ花』の楽曲が中心。単なる切り貼りでなくラストをイントロの逆再生で締めるなどそのセンスには脱帽。
[Disc 2]〈DVD〉
01りんごのうた (クリップ)
02おまけ映像-unplugged mole-
仕様
ホクロ仕様ケース (初回のみ)初回生産分のみ:ホクロ仕様ケース