ミニ・レビュー
すっかり全国区で認知されてしまった、タイトル曲含むマキシ。外さないキャッチー感と疾走するギター・メロはもちろんのこと、特化しているのは、破綻のない暴虐さ。めちゃくちゃになりつつも最後には一点に帰する真っ当さが、彼らが広く強く受け入れられた所以であろう。
ガイドコメント
前作「サイレン」とは対照的に、バンドの懐の深さが出た痛快パワー・ポップ・チューン。カップリングには、ワンマン・ツアーの最終公演から「エントランス」「羅針盤」のライヴ・トラックを収録。
ガイドコメント
前作「サイレン」とは対照的に、バンドの懐の深さが出た痛快パワー・ポップ・チューン。カップリングには、ワンマン・ツアーの最終公演から「エントランス」「羅針盤」のライヴ・トラックを収録。
収録曲
01ループ&ループ
2ndアルバム『ソルファ』からのシングル曲。ポップなメロディにポジティヴな歌詞を乗せ、彼らの持つ陽の部分が出た軽快なナンバー。屈折した感情はなく、あくまで前向きな歌詞が強く印象に残る。
02エントランス
荒削りゆえにヴィヴィッドな表現力、あらゆる制約を解き放つ破壊力。荒々しく猛々しい初期衝動がまざまざと刻み込まれたロック・チューンのライヴ版。これを聴くと、他の曲のライヴ音源も聴きたくなってしまう。
03羅針盤
疾走感のある高速ビートに乗せて、アジカンが答えのない問いを問い続ける……。ファンからの人気も特に高い至高の名曲「羅針盤」のライヴ・ヴァージョン。観客の熱狂が、体感温度としてリアルに伝わってくる。