ミニ・レビュー
大ヒット・シングルの「ハダシの未来」「言葉より大切なもの」などを収録した嵐の4枚目のアルバム。さわやかでありながら、切なくなるようなメロディを満載したポップ・アルバムに仕上がっており、バラエティに富んだ多彩なアレンジも聴きもの。
収録曲
01言葉より大切なもの
この疾走感あふれるポップ・ナンバーは、彼らが得意とするいつものダンス路線とは違うが、先輩バンドのTOKIOの音楽世界を受け継いだかのような魅力があり、またひとつ嵐の新しいキャラクターを披露している。
02JAM
どことなく大人っぽいR&B/ダンス路線に少し意外な気もするが、各メンバーの歌声がその雰囲気にきっちりあわせて、コンテンポラリーな嵐の世界を表現することに成功している。こういうこともできるのかと感心。
03The Bubble
04Thank you for my days
05PIKA★★NCHI DOUBLE
06keep a peaK
07EYES WITH DELIGHT
08RIGHT BACK TO YOU
09RAINBOW
10ハダシの未来
往年の歌謡曲を現代のロック・サウンドにのせてみましたといった雰囲気で、世代によっては懐かしいような新鮮なような、不思議な感覚に陥りそうだ。こういうミクスチャー感覚が現代っ子らしい。
11優しくって少しバカ
12Dear My Friend
13君だけを想ってる
14チェックのマフラー
15途中下車
電車の世界観といい、はねたリズムにのったナイーヴなメロディといい、どことなく「くるり」を想起させるナンバーだ。あえて違いをあげるなら、その表現世界に、より若さが目立っているということだろうか。