ミニ・レビュー
「あぶく」はアルバム『Brown Metallic』からのカット(ニュー・ミックス)で、メロウなスロー・ファンクに横山剣の粘っこいヴォーカルやソウルフルなコーラスがバッチリ決まっている。m-floの曲を含む他の3曲はどれもヒップホップ寄りのアプローチでなかなか新鮮。
ガイドコメント
大谷健太郎監督、椎名桔平、中谷美紀らが出演の映画『約三十の嘘』の主題歌。さらに既発表曲のリミックス・ヴァージョンなども収録。「あぶく」のクリップ入りのDVDも付いた強力盤。
収録曲
[Disc 1]
01あぶく (Single mix)
彼らの6thアルバム『BROWN METALLIC』よりシングル・カットされた楽曲。ムーディーでどこか儚げなフリーソウルが心地よく耳に響き、胸の奥にじんわりと広がっていく。歌詞の言葉選びも実に巧みだ。
02朝
アフター・ビートのレゲエ・サウンド。CKBの朝は爽やかな朝よりもやはり艶かしい朝が似合う、そんなサウンド。「青空のせいだぁ」のビブラートで横山剣の歌のうまさが感じられる。菅原愛子のコーラス・ワークも美しい。
03殺したいほど好き (情念のミックス) (Remix:CKB-Annex)
16ビートのシャッフルだが、はねていないピアノのリフが変わった雰囲気を作っていて、ワウ・ギターとスクラッチのコンビネーションがリズムを盛り上げる。ヴォーカルの後ろで荒れ狂うサックスが、“殺したいほど好き”という女の情念を物語っている。
04Cosmic Night Run (満漢全席仕様) (Remix:CKB-Annex) (m-flo♥野宮真貴&CRAZY KEN BAND)
ミッシー・エリッオットのようなフレージングのトラックがかっこいい、異種格闘技なみに楽しいナンバー。他を圧倒する横山剣の存在感は空前絶後で、最終兵器の「イイネ!」も炸裂。もはや魔法の言葉として辞書に載せたいほどだ。
05あぶく (KARAOKE)
[Disc 2]〈DVD〉
01あぶく (PV)