ミニ・レビュー
“ゴイステ”解散から2年、銀杏BOYZとして峯田和伸が帰ってきた。待望のデビューは鮮烈のアルバム2作同時発売(本作はその一枚)。飾り気なし。歌いたいことを歌いやりたいように演奏する。これぞパンク。ひたすら不器用でまっすぐな姿は眩しくて仕方ない。
ガイドコメント
GOING STEADYのメンバーが新たにギタリストを迎えて結成した銀杏BOYZ。この1stアルバムでは新曲に加え、「駆け抜けて性春」など前身バンド楽曲の新アレンジも楽しめる。
収録曲
01日本人
02SKOOL KILL
03あの娘に1ミリでもちょっかいかけたら殺す
04童貞フォーク少年、高円寺にて爆死寸前
05トラッシュ
06なんて悪意に満ちた平和なんだろう
07もしも君が泣くならば
08駆け抜けて性春
09BABY BABY
10漂流教室
11YOU&I VS.THE WORLD
12若者たち
13青春時代
14東京
夢を抱いて上京した若者が東京でもまれ、味わう挫折感や喪失感をみごとに歌ったフォーク系ナンバー。シンプルなメロディ・ラインだけに、峯田のストレートなヴォーカルが冴える。スカパラの沖祐市がオルガンで参加。